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詩の橋を渡って

  • 記憶が支えるわたしの今=和合亮一(詩人)

     ◇9月わたしは皆とはちがう全員がささやかにあらがうでも完全にちがうのはこわい 五十歳を過ぎたからなのか。記憶についてあれこれと考えるようになった。時間の引き出…

  • 生の意味を手探り=和合亮一(詩人)

     ◇8月乗り合わせているのはみんな生きのびてふたたび通い慣れた者たちだ私を運び、私を停止させ、私を殺す大きなもの、あらがいがたいもの 猛暑が続く。コロナウイルス…

  • 一瞬で消えてしまう発想=和合亮一(詩人)

     ◇7月あなたは真っすぐな視線を僕に向けてどう生きたらいいのでしょうか?と、突然 「五十年ぶりに詩を書いてみました」との小さなお便りが挟まれていて、興味が湧いて…

  • 共通の心の中に新鮮さ=和合亮一(詩人)

     ◇6月なぜがあった。しかしなぜと、ここにいる誰も、問わなかった。なぜには答がなかったからである。 震災や最近のコロナ禍を経験して、心の渇きが言葉に潤されていく…

  • 生の喜び 真っすぐに=和合亮一(詩人)

     ◇5月東京の空はいつもこまぎれそれでもお前は 生きてる喜びつげるこの小さな空は私だけの空 世界を襲った新型コロナウイルスの猛威により、社会や命の意味をすぐ隣に…

  • まなざしの先に「いのち」=和合亮一(詩人)

     ◇4月こばととはなんだろうんとけてせいれつしていく 新型コロナウイルスの影響により、外出を避けることの呼びかけが連日のようにある。福島で経験した震災の日々と重…

  • 記憶の闇と光の彼方に=和合亮一(詩人)

     ◇3月私の恋人は老いている彼がいたので、私は旧い恋人を川に流した。 学生たちの姿で混み合うはずの朝の列車。並ばずに座る。マスクをかけている人々と一緒にうつろな…

  • 記号の交わし合い=和合亮一(詩人)

     ◇2月「ゴミじゃん」「ゼムクリップもついてる」 そういってたすく君は声だけで笑いながら去って行った。 草野心平は若い新しい詩人こそが自分の詩の先生だと語ってい…

  • 真っすぐに届く声=和合亮一(詩人)

     ◇1月なくして、はじめて知ることが、ひとに始まるなら。平和のためには、戦いの物語が幸せになるためには、不幸せの物語がもっと、要るのだろうか。 新年から声が真っ…

  • この1年 言葉の灯火と=和合亮一(詩人)

     ◇12月佐々木幹郎『鏡の上を走りながら』(思潮社)高橋順子『さくら さくらん』(deco)渡辺めぐみ『昼の岸』(思潮社)君野隆久『声の海図』(同)夏野雨『明け…

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