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詩の橋を渡って

  • この1年「災」の隣で=和合亮一(詩人)

     ◇12月管啓次郎『数と夕方』(左右社)池井昌樹『未知』(思潮社)大木潤子『私の知らない歌』(同)田中庸介『モン・サン・ミシェルに行きたいな』(同)及川俊哉『え…

    (2018年12月27日 14:52)

  • 手書きで追う迷宮感覚=和合亮一(詩人)

     ◇11月猿を一匹、私の家に連れてきて、私の代わりに、私の人生を過ごして貰うことにする。結局、猿は、ある日、私に代わったまま、かけがえのない生涯を終えて、大往生…

    (2018年11月22日 12:47)

  • 「買えるもの」の対極に=和合亮一(詩人)

     ◇10月買わないだろうヒトは雪を買わないだろうゆらゆらゆらゆらと降りてきた 書斎の机に読み終えた本が重なる。今月は特に家族や友人の死をきっかけに書かれている詩…

    (2018年10月25日 12:34)

  • 逆説の万華鏡の中に=和合亮一(詩人)

     ◇9月 菱形の夜明けに万華鏡が揺らぐ。混沌の中から発ち上がる発砲スチロールの夢。原野は今日も屋上に拡がっているが誰も見向きもしない。 哲学者、宗教学者である鎌…

    (2018年9月27日 12:35)

  • 手仕事に見立てる「旅」=和合亮一(詩人)

     ◇8月さいごの糸をむすび切るとその旅をおえてボタンはブラウスの一部となるそして息をひとつ またひとつボタンは貝であったころのうみの呼吸をとりもどす 詩を書くこ…

    (2018年08月23日 12:43)

  • 命の点滅、映し出す空白=和合亮一(詩人)

    呼び合ってはいない点滅を繰り返す生きているもののように 開いてみると左側にだけ、文字と数字とがある。右側はあくまでも前の頁(ページ)の裏側なのだろうか。開くほど…

    (2018年7月26日 14:19)

  • 生の隣に目を凝らす=和合亮一(詩人)

     ◇6月 つまがさめざめ泣いている うすばかげろうみたいに澄んで さめざめ泣いているのです なぐさめようとするのだけれど どんなことばもみつからなくて 「ゆうぐ…

    (2018年6月28日 12:46)

  • 言葉に孵化しない<何か>=和合亮一(詩人)

     ◇5月 はずれの言葉。辺縁の言葉。どこからでも始まる言葉。アーモンドの木の言葉、春と高齢の雪。 この言葉の卵は孵化しないだろう。 三〇歳で出した第一詩集から現…

    (2018年5月24日 12:33)

  • 心の中を探す旅人の目で=和合亮一(詩人)

     ◇4月目の前をバスが通過して想いはそこで断ち切られるのだが消えてしまったものをもう一度さがすためにひとり渡ってゆく 西脇順三郎の詩集『旅人かへらず』(講談社文…

    (2018年4月26日 12:21)

  • 移ろいゆく春、しなる筆=和合亮一(詩人)

     ◇3月時間の色彩と変化(ヴァリエーション)について語られうることの考察「考えている途中だ」とそのひとは猫たちに云う玉虫色に輝く魚の群れは夕焼けの彼方へと去って…

    (2018年3月27日 14:34)

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