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詩の橋を渡って

  • 手仕事に見立てる「旅」=和合亮一(詩人)

     ◇8月さいごの糸をむすび切るとその旅をおえてボタンはブラウスの一部となるそして息をひとつ またひとつボタンは貝であったころのうみの呼吸をとりもどす 詩を書くこ…

    (2018年08月23日 12:43)

  • 命の点滅、映し出す空白=和合亮一(詩人)

    呼び合ってはいない点滅を繰り返す生きているもののように 開いてみると左側にだけ、文字と数字とがある。右側はあくまでも前の頁(ページ)の裏側なのだろうか。開くほど…

    (2018年7月26日 14:19)

  • 生の隣に目を凝らす=和合亮一(詩人)

     ◇6月 つまがさめざめ泣いている うすばかげろうみたいに澄んで さめざめ泣いているのです なぐさめようとするのだけれど どんなことばもみつからなくて 「ゆうぐ…

    (2018年6月28日 12:46)

  • 言葉に孵化しない<何か>=和合亮一(詩人)

     ◇5月 はずれの言葉。辺縁の言葉。どこからでも始まる言葉。アーモンドの木の言葉、春と高齢の雪。 この言葉の卵は孵化しないだろう。 三〇歳で出した第一詩集から現…

    (2018年5月24日 12:33)

  • 心の中を探す旅人の目で=和合亮一(詩人)

     ◇4月目の前をバスが通過して想いはそこで断ち切られるのだが消えてしまったものをもう一度さがすためにひとり渡ってゆく 西脇順三郎の詩集『旅人かへらず』(講談社文…

    (2018年4月26日 12:21)

  • 移ろいゆく春、しなる筆=和合亮一(詩人)

     ◇3月時間の色彩と変化(ヴァリエーション)について語られうることの考察「考えている途中だ」とそのひとは猫たちに云う玉虫色に輝く魚の群れは夕焼けの彼方へと去って…

    (2018年3月27日 14:34)

  • 極寒の湖 織りなす鉱脈=和合亮一(詩人)

     ◇2月浮氷はささやく「さあレモンを買いに行ってラバージュで合流しましょう--湖の中心がついに開かれましたから」と。 寒い日々が続いた。例年にない気温の低さや大…

    (2018年2月27日 14:46)

  • 「削れと堆積」への視線=和合亮一(詩人)

     ◇1月うまく操るだけで漕がなくても丸木舟は進む一世紀を十世紀をさかのぼってみたい一万年十万年をさかのぼってみたい土地の削れと堆積を同時に見たい 手のひらに乗る…

    (2018年1月23日 15:09)

  • この1年 振り返る季節=和合亮一(詩人)

     ◇2017年の詩集若松英輔『見えない涙』(亜紀書房)藤井貞和『美しい小弓を持って』(思潮社)高良留美子『その声はいまも』(同)細田傳造『かまきりすいこまれた』…

    (2017年12月26日 15:16)

  • <揺らぎ>へのまなざし=和合亮一(詩人)

     ◇11月稲の不愉快はわたしにとりつきただしくあらわれる季節の兆しが現実感の縦横の糸を抜きとった雨の長い夕方、誰かが待っていた気配にあふれる杉だ 心象風景。感覚…

    (2017年11月28日 15:03)

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