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定型の窓から

俳人・片山由美子さんによるエッセーです。

  • 「天高く馬肥ゆる秋」=片山由美子

     ◇天いよよ高し天山馬遊ぶ 松崎鉄之介 ◇天高し分れては合ふ絹の道 有馬朗人 最近あまり耳にしなくなったが、かつては秋の晴天が続くころになると「天高く馬肥ゆる秋…

  • 季節の変化と着物=片山由美子

     ◇白地着てこの郷愁の何処よりぞ 加藤楸邨 ◇白地着て血のみを潔く子に遺す 能村登四郎 暗いニュースが多いなか、将棋の藤井聡太二冠の話題に救われる思いの昨今であ…

  • 夏の楽しみ かき氷=片山由美子

     ◇匙なめて童たのしも夏氷 山口誓子 ◇氷店一卓のみな喪服なる 岡本眸 ハロハロ、ナムケンサイ、チェー。これが何のことか分かる人は、その方面のマニアといえるかも…

  • 時事を詠むのか否か=片山由美子

     ◇倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 友岡子郷 ◇車にも仰臥という死春の月 高野ムツオ 多くの新聞には短歌・俳句の投稿欄がある。毎週これを見ていると、昨今目立つのはや…

  • コロナで俳句界も変化=片山由美子

     ◇コレラ出て佃祭りも終わりけり 松本たかし ◇さばへなす神のかまひの熱発と 茨木和生 この春は、新型コロナウイルスがすべてを変えてしまった。俳句の世界も例外で…

  • 静かに花を眺める=片山由美子

     ◇今生の今日の花とぞ仰ぐなる 石塚友二 ◇京の塚近江の塚や花行脚 角川照子 今年も桜の季節がやってきた。例年になく早い開花となり、場所によってはもう散ってしま…

  • 鴫立庵での連句=片山由美子

     ◇大磯に一庵のあり西行忌 草間時彦 ◇はるかなる海を見届け遅桜 本井英 先日、神奈川県大磯町にある鴫立庵(しぎたつあん)を訪れた。 鴫立庵は、平安末期の歌人・…

  • 春告草の凜々しさ=片山由美子

     ◇しら梅に明る夜ばかりとなりにけり 蕪村 ◇白梅のあと紅梅の深空あり 飯田龍太 二月四日は立春。年があらたまったばかりと思っていたのにもう、というのが実感であ…

  • 動と静の火祭=片山由美子

     ◇はなびらのごとき炎や牡丹焚く 小路智壽子 ◇松明あかし果て真つ白な月残る 永瀬十悟 十一月十六日、福島県須賀川市の「牡丹焚火(ぼたんたきび)」に参加した。 …

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