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定型の窓から

俳人・片山由美子さんによるエッセーです。

  • 動と静の火祭=片山由美子

     ◇はなびらのごとき炎や牡丹焚く 小路智壽子 ◇松明あかし果て真つ白な月残る 永瀬十悟 十一月十六日、福島県須賀川市の「牡丹焚火(ぼたんたきび)」に参加した。 …

  • 時雨に寄せて=片山由美子

     ◇うつくしきあぎととあへり能登時雨 飴山實 ◇しぐるるや駅に西口東口 安住敦 今年の秋は、台風の豪雨を中心とする被害が各地に広がった。氾濫した河川の復旧工事が…

  • 見て楽しむ言葉=片山由美子

     ◇爽やかや畳めばものの四角なる 大石香代子 ◇洎夫藍や死後の時間の長きこと 波戸岡旭 このところ、東京近辺でもようやく秋らしい風が吹くようになった。夜はすでに…

  • 百歳の芸、俳句の恩寵=片山由美子

     ◇散る花の中へ咲く花揚花火 後藤比奈夫 ◇円卓を回され海胆を逃したる 小原啄葉 今年は16日が敬老の日である。敬老の日をうとうとと過しをり この句は、後藤比奈…

  • ドラマを帯びて 虹=片山由美子

     ◇虹立ちて忽ち君の在る如し 高浜虚子 ◇虹二重二重のまぶた妻も持つ 有馬朗人 先週は、遅れていた地域でもようやく梅雨が明けたとのこと。この一カ月余り、どこへ行…

  • 「おくのほそ道」の旅=片山由美子

     ◇木啄も庵はやぶらず夏木立 芭蕉 ◇五月雨をあつめて早し最上川 芭蕉 先日、芭蕉の「おくのほそ道」ゆかりの地である黒羽を訪れた。 現在は栃木県大田原市になって…

  • 漢文から和語の詩へ=片山由美子

     ◇芭蕉野分して盥に雨を聞夜哉 芭蕉 ◇日本語をはなれし蝶のハヒフヘホ 加藤楸邨 令和となって早くも一カ月が過ぎた。すっかり定着しているように感じるのは、ひと月…

  • 端午の成り立ち=片山由美子

     ◇海原のごとく山ある端午かな 甲斐由起子 ◇夕空や切先のぞく軒菖蒲 草間時彦 短大で俳句の講座を持っていた頃、学生たちに季節の行事や風習をどの程度生活に取り入…

  • 巡りくる桜の季節=片山由美子

     ◇まだ固き教科書めくる桜かな 黒澤麻生子 ◇さまざまの事おもひ出す桜かな 芭蕉 地球温暖化が、動植物の生態系に影響をおよぼしていることが指摘されて久しい。 こ…

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