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出会いの季語

  • むかしも今も=高田正子

     相模川上流を歩いた。十月に入ってからは蒸し暑い日が続いているが、肌寒ささえ覚えた、雨もよいの九月半ばのことである。 降り立ったのはJR藤野駅。次の駅との間に、…

  • 古人を追って=高田正子

     デジタルの時代趨勢(すうせい)には逆行するが、紙の本が好きである。稀覯(きこう)本とは無縁なので、市場的な価値はゼロに近いが、手に取ればさまざまなことを思い出…

  • 順に継ぎ送る心=高田正子

     七月に京都へ行くことが習慣となって十五年ほどになる。前世紀末の数年を大阪に暮らしたときに子連れ吟行を試みた仲間と、今は「祇園祭同窓会吟行」を重ねているのだ。定…

  • 十年は長し短し=高田正子

     異変はくしゃみの五連発から始まった。六月の半ば過ぎのことである。思い当たる節はあった。晴間を惜しむように、雑草を引いたり、庭木を梳(す)いたりしていたから。こ…

  • ある日墨東にて=高田正子

     向島百花園はその名の通り東京都墨田区・向島にある都営の庭園である。開園は江戸時代の後期、文化文政期にさかのぼる。先の戦争で焼失し、別の用途を検討されたりもしな…

  • 北上へ花を追い=高田正子

     今年は思いのほか長く花時を楽しむことができた。関東圏では卒業式のころには咲き始めていたが、その後の冷え込みによって、めでたく入学式までもちこたえたのだ。そのう…

  • 山桜桃ショック=高田正子

     わが家のゆすらうめが危機に瀕している。根に近いところに花はあるが、上半分がしーんとしたままなのだ。 門扉の傍らにあるので、訪問者を引っ掻かないよう切り詰められ…

  • 雛に重ねる面影=高田正子

     三月三日が過ぎるや、人形店は端午の節句一色に早変わりしたが、雛と名残を惜しんでいるご家庭もおありだろうか。 わが家は三日の夜中に仕舞うのが常である。娘たちが存…

  • 丘陵の五重の塔=高田正子

     五重の塔を見に行った。遠出したわけではない。わが家とは小田急線の線路を挟んで反対側の高台にあるのだ。 塔といえばこんな句がある。塔二つ鶏頭枯れて立つ如し 沢木…

  • 古墳を歩く=高田正子

     多摩丘陵の一角に住みついた者として、万葉集にも登場する「多摩の横山」は気になる存在だ。機会を作っては面影を求めて歩き回ったりもしている。だが、対岸の東京都側に…

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