「平成最悪の豪雨被害」をもたらした西日本豪雨。広い範囲で土砂崩れや河川の氾濫が多発し、甚大な被害となった。
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西日本豪雨 県外ボランティアと交流 被災地での取り組み学ぶ 西予の地元住民ら /愛媛
2022/5/8 05:14 532文字2018年の西日本豪雨の被災地、愛媛県西予市野村町地区でまちづくり活動をしている一般社団法人「NEOのむら」が7日、同市内で交流イベント「がいなんよ大学」を開いた。都市に住みながらさまざまな形で地方に関わる「関係人口」をテーマに、被災当時に県外から訪れたボランティアや地元住民らが集まり、東日本大震
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西日本豪雨
にぎわい復興道半ば 3年ぶり真備地区 「元に戻った」3~4割 倉敷市・被災住民アンケ /岡山
2022/3/30 05:55 738文字◇住宅再建完了は9割超す 倉敷市は29日、2018年7月の西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた真備町地区の被災住民を対象に、3年ぶりに行ったアンケート結果を公表した。住宅の再建は9割以上が完了したと回答した一方で、街のにぎわいや地域のコミュニティーについて「被災前の状態に戻った」と感じている住民は3
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西日本豪雨で決壊、小田川堤防 強化工事おおむね完成 きょうから道路通行可 道幅拡幅、勾配緩やかに /岡山
2022/3/27 06:23 614文字2018年の西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた倉敷市真備町地区の「倉敷まきび支援学校」で26日、地区内を流れる小田川の堤防強化工事がおおむね完成したことを記念する概成式(がいせいしき)があった。工事中、通行止めとなっていた堤防道路は27日から通行可能となる。【戸田紗友莉】 西日本豪雨で同川の堤防は
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西日本豪雨 被災のチワワ、ほのぼのと 絵本原画展 兄弟犬チョコ&ミルク 吉備路文学館 /岡山
2022/3/7 07:02 746文字チョコとミルク。そして、2018年7月の西日本豪雨。倉敷市真備町地区で被災した2匹の兄弟チワワの実話を描いた絵本「ブラザーズドッグ」(瑞雲舎)の原画展が6日、吉備路文学館(岡山市北区南方)で始まった。動物たちが苦難を乗り越えて生き抜くさまが、ぬくもりのあるタッチで楽しめる。 ロングコートチワワの兄
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西日本豪雨で崩落の国史跡・能島城跡 雨量と形状、複合要因に 今治市教委が報告 /愛媛
2022/2/2 05:45 1142文字国史跡・能島城跡(のしまじょうあと)(今治市宮窪町宮窪)の斜面崩落は、40年あまりに1度の豪雨に加え、海城である能島城特有の形状・地盤が複合要因をかたちづくった--。2018年の西日本豪雨で被災した無人島・能島城跡について、市教委は崩落の原因を災害復旧事業報告書などにまとめた。豪雨の教訓を基に、今
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県内の仮設住宅、期限延長可能に 西日本豪雨被災者 /愛媛
2022/1/17 06:28 266文字県は2018年7月の西日本豪雨の被災者が入居している仮設住宅について、自宅の再建が遅れて退去が難しい場合、入居期限の1年間の延長が可能となったと発表した。延長に関し国の同意を得た。県の審査を通れば最長で23年7月5日まで延長できる。延長は3回目。 県によると昨年12月20日時点で、県内には建設型仮
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災害相談でスクラム 士業7団体が連絡協設立 /岡山
2022/1/17 06:27 356文字2018年7月の西日本豪雨被害を受け、岡山弁護士会、県建築士会、県社会福祉士会など県内の士業7団体が14日、「県被災者支援士業連絡協議会」を設立した。司法、福祉、技術の各分野で連携を取り、日ごろから情報を共有。災害時の被災者からの相談に、スムーズに対応できる体制づくりをめざす。 会長には、塩飽繁樹
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西日本豪雨で全壊 古学堂、CF300万円達成 「文庫」の修復可能に 大洲 /愛媛
2022/1/14 06:37 986文字2018年の西日本豪雨で床上浸水180センチの被害を受けて建物が全壊した大洲市阿蔵(あぞう)の市史跡「古学堂(こがくどう)」の修復に向けたクラウドファンディング(CF)は、目標の300万円を達成した。支援者には西日本豪雨災害の復興に尽力を続ける人も目立つ。事務局は「温かいご支援をいただいた」と、計
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再生へ・西日本豪雨3年
県 入居期限、3回目の延長 仮設住宅、対象は10世帯 /岡山
2021/12/22 07:31 587文字2018年7月の西日本豪雨の被災者が暮らす仮設住宅について、県は21日、国と県による河川工事の区域内に自宅があり再建に支障が出ている住民のみ、入居期限の延長が国に認められたと発表した。延長は3回目で、約10世帯を見込んでいるという。 仮設住宅の使用期限は原則2年だが、県は国と協議してこれまでに2回
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再生へ・西日本豪雨3年
ここで伝える 川辺地区の3年/下 命つなぐ黄色いタスキ 教訓生かし安否確認訓練 /岡山
2021/12/8 06:36 931文字◇逃げ遅れゼロへ 災害時の逃げ遅れを減らすのに効果的と言われている住民同士の「声掛け」。豪雨被害を伝える取り組みが進む中、倉敷市真備町川辺地区では、避難が思うように進まなかったという3年前の西日本豪雨の教訓から、逃げ遅れゼロに向けた取り組みが進んでいる。 同地区で5月中旬の午後、多くの住宅の玄関に
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再生へ・西日本豪雨3年
ここで伝える 川辺地区の3年/上 石碑に託す記憶の伝承 風化と闘う住民ら、記録誌も発行 /岡山
2021/12/7 06:01 939文字2018年7月に発生した西日本豪雨から3年余りが経過した。被災地域では一歩ずつ生活再建が進む一方、倉敷市真備町川辺地区の住民たちは石碑を建立するなど記憶の風化と闘っている。 11月中旬、真備公民館川辺分館に豪雨被害を伝える石碑が設置された。発起人で同分館管理組合長の中西正彦さん(77)は「豪雨被害
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再生へ・西日本豪雨3年
元気になる交流の場に 復興シンボルオープン 総社 /岡山
2021/12/5 06:23 620文字2018年の西日本豪雨で被災した総社市昭和地区のJR美袋(みなぎ)駅前に4日、復興のシンボルとして「みなぎの里 大国屋」がオープンした。被災時に仮設住宅だった建物を移築し、食事の提供や食料品の移動販売などが行われる。 同市は災害関連死を含めて12人が犠牲となり、住宅など約1800棟が被災した。昭和
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再生へ・西日本豪雨3年
真備に「住み続けたい」7割 復興計画推進委、被災住民アンケ速報値 /岡山
2021/11/30 06:03 758文字◇自治会など参加6割「二極化」指摘 倉敷市は29日、2018年の西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた同市真備町地区の住民代表らから意見を聞く「復興計画推進委員会」を開き、現在実施中の被災住民へのアンケート結果(速報値)を公表した。「今後、真備に住み続けたいか」という問いに、「住み続けたい」と回答した
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高梁川の整備計画 変更案へ意見募集 岡山河川事務所 来月20日まで /岡山
2021/11/26 06:33 538文字2018年の西日本豪雨後から、変更に向けて議論されてきた「高梁川水系河川整備計画」について、国交省中国地方整備局岡山河川事務所は12月20日まで、有識者会議で取りまとめた変更案に対する意見募集をしている。 同計画は長期目標である「河川整備基本方針」を基に、10年に高梁川と小田川の合流点の付け替え工