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窓をあけて

元村有希子編集委員の新コラム「窓をあけて」。1989年毎日新聞社入社。「理系白書」の報道などで2006年、第1回科学ジャーナリスト大賞。科学環境部長などを経て現職。近著に『科学のミカタ』(毎日新聞出版)。趣味は居酒屋、温泉。

  • 森と薪と人=元村有希子

     サワードウブレッドは、ずっしりと重くて酸っぱいパンだ。ゴールドラッシュにわく19世紀の米国で金鉱掘りたちの腹を満たした。転じてアラスカでは、厳しい気候を強く生…

  • 「水の惑星」で生きる=元村有希子

     ひとの思考には二つのタイプがあるという。コップに半分まで入った水を「もう半分しかない」と諦める人、「まだ半分ある」と前向きに考える人。アフリカで医療支援に取り…

  • かなしみを 語りつぐ=元村有希子

     洋画家、野見山暁治さん(99)の著書を、続けて読んでいる。 今年100歳とは思えない活動ぶりだ。「じわりとアトリエ日記」(2017年)には、「日本一忙しい90…

  • タコの滑り台の話=元村有希子

     子ども時代の、夏休みの思い出。 朝食を済ませるやいなや、兄と2人、市民プールでくたくたになるまで遊ぶ。小遣いで30円のホットドッグを一つ買い、半分ずつ食べて小…

  • 人間らしくあること=元村有希子

     南極観測から帰国した知人を囲む会に、オンラインで参加した。さまざまな話題の中で印象に残ったのは、滞在の折り返しに当たる昨年8月の一時期、軽いうつ状態に陥ったと…

  • その名を愛せる日は=元村有希子

     社会のひずみは、より弱い立場の人に表れる。富む者より貧しい者に、大人より子どもに、男より女に。 一般社団法人「Colabo(コラボ)」代表の仁藤(にとう)夢乃…

  • 牛乳のある日常=元村有希子

     手書きのメモが1枚、机上に残されている。箇条書きの備忘録だ。用件のいくつかには、済んだことを示す印がある。 これから取りかかる用件の中に「作業用つなぎ」の文字…

  • 春、公園で=編集委員・元村有希子

     新型コロナの影響で出張が飛んだ休日、公園に出かけた。ひとりベンチに座って桜の花を眺める。よちよち歩きの男の子が、停止した噴水の池で遊んでいる。 小さな体を水面…

  • 小笠原からの音色=編集委員・元村有希子

     ころんと丸みを帯びた形。赤い木肌と光沢が愛らしい。「世界にたった一本ですよ」。クリエーティブディレクターの小見山将昭さん(63)が、とっておきのクラシックギタ…

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