国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で従軍慰安婦をモチーフにした「平和の少女像」などを展示した企画展「表現の不自由・その後」が中止に追い込まれた。ネットでの炎上、事務局への脅迫や政治家の介入――大勢に逆らうような表現は許されない「不自由」な社会になってしまったのか。そもそも「表現の自由」とは何なのか。さまざまな立場の人と考えるインタビュー記事と関連記事を収録する。
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「物言わぬ少女像」が照らす日本の危機 竹重伸一氏
2019/9/19 16:08 -
「電凸」怖い、セキュリティー最優先…それが表現の自由を窒息させる 森達也氏
2019/9/18 07:00 -
「平和の少女像」問題 「官民一体」の慰安婦像撤去運動の延長線上に 文化人類学者・山口智美氏
2019/9/4 06:00 -
「芸術の自由」なぜドイツは憲法に明記するのか 奥山亜喜子教授
2019/9/1 11:36 -
少女像が「日本へのヘイト」にならない理由 明戸隆浩・東大特任助教
2019/8/31 07:00 -
肖像燃やす作品「天皇制批判の意図なし」 制作の大浦信行さん
2019/8/29 19:19 -
「私たちは表現の自由の境界線に立っている」出展作家・朝倉優子さん
2019/8/29 07:30 -
「まず議論しなきゃ」田原総一朗氏 少女像巡る「事なかれ」言論を批判
2019/8/28 06:00 -
「公金使うなら行政に従え」は妥当なのか 憲法学者・曽我部真裕氏に聞く
2019/8/21 15:54 -
「心は大日本帝国」政治家たちの危険 戦史研究家・山崎雅弘さん
2019/8/19 16:44 -
「従軍慰安婦はデマ」というデマ 歴史学者、吉見義明氏に聞く
2019/8/15 05:00 -
存在の根を揺さぶるものもアート ポピュリズムによる抑圧に懸念 ロバート・キャンベル氏
2019/8/10 11:51 -
「政治は芸術活動に口出しすべきではない」 志田陽子武蔵野美大教授 「表現の不自由展・その後」中止問題
2019/8/8 15:59