
毎日新聞デジタルの「今週の本棚・編集後記」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。
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1日夜…
2023/6/3 02:01 165文字1日夜、史上最年少の将棋の名人が誕生しました。藤井聡太新名人は20歳10カ月。40年ぶりに最年少記録を更新し、7冠も達成しました。編集部がある学芸部は、囲碁や将棋も担当しており、本欄校了が迫るなかであわただしい夜になりました。若き新名人は今後も将棋界を活気づけるでしょう。名勝負に期待しています。(
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本欄が毎週お世話になっている…
2023/5/27 02:00 156文字本欄が毎週お世話になっているデザイナーの寄藤文平さん、鈴木成一さんの事務所にそれぞれ着任のあいさつにおじゃましました。本の装丁をめぐるお二人のお話は実に刺激的で、いかにお二人が手がけた書籍を多く手にしてきたかに思い至ります。改めて、本との出合いにおける装丁の重要性を感じました。(棚)<デザイン・絵
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先日、三島由紀夫賞と山本周五郎賞の…
2023/5/20 02:01 164文字先日、三島由紀夫賞と山本周五郎賞の受賞者記者会見に出かけました。受賞を決めた41歳と46歳の作家は、すでに別の賞も受けているキャリアの持ち主ですが、緊張した面持ちながら、丁寧に言葉を選んで記者の質問に応じる姿が非常にすがすがしく、小説への真摯(しんし)な姿勢に直接触れた貴重な機会になりました。(棚
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大型連休中の4日…
2023/5/13 02:01 160文字大型連休中の4日、ハードボイルド作家の原尞さんが76歳で亡くなりました。1988年のデビュー以来、残した長編は5作。一貫した「私立探偵・沢崎」シリーズは、たくさんの読者を魅了し、日本の小説界に新しい風を吹き込みました。作家と共に、沢崎との別れを惜しむ声が編集部にも多く寄せられています。(棚)<デザ
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(五)に代わって…
2023/5/6 02:01 153文字(五)に代わって、今週から編集後記を書くことになりました。本欄の担当デスクです。本に囲まれた編集部より、毎週ひとこと記しますので、よろしくお願いいたします。多彩な執筆陣えりすぐりの今回の「本棚」からも、読者のみなさんにとってかけがえのない一冊が見つかることを願っています。(棚)<デザイン・絵 寄藤
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第5土曜恒例の…
2023/4/29 02:01 158文字第5土曜恒例の鼎談(ていだん)書評は、5月4日に没後40年を迎える寺山修司がテーマです。彼の表現活動と生き方は、現代の課題を見越したものだったのではないか、という指摘もありました。そして来週から、編集後記の担当者は(棚)に交代します。これからも「今週の本棚」をよろしくお願いします。(五)<デザイン
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今週は、2人の書評執筆者が…
2023/4/22 02:03 155文字今週は、2人の書評執筆者が同じ作品を書評する異例の趣向です。紹介するのは村上春樹さんの6年ぶりの長編小説。いつもと違う紙面はいかがでしょうか。新型コロナウイルスの対策が徐々に緩和され、大型連休はレジャーの計画を立てている方が多そうです。旅行バッグには、お供の一冊もお忘れなく。(五)<デザイン・絵
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今年の本屋大賞受賞作が…
2023/4/15 02:00 160文字今年の本屋大賞受賞作が発表されました。大賞は『汝、星のごとく』で、著者の凪良(なぎら)ゆうさんは2回目の受賞。この賞は全国の書店員が「売りたい本」を投票で選ぶ仕組みで、著名な文学賞とは違った独特の趣向が注目されてきました。そんな賞も20回目を数え、一つの歴史を作ってきたと言えそうです。(五)<デザ
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今月から、「話題の本」の新たな執筆者に…
2023/4/8 02:00 160文字今月から、「話題の本」の新たな執筆者に経済学者の成田悠輔さんとライターの武田砂鉄さんが加わります。成田さんは今日の紙面、武田さんは来週が初登場。その本が話題になっている理由を考察したり、注目してほしい本を紹介したりするコーナーです。新しい視点で見つけた本の魅力を、皆さんにお伝えします。(五)<デザ
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今日から新年度です…
2023/4/1 02:07 161文字今日から新年度です。桜の見ごろは過ぎてしまった地域もありますが、全国的に春らしい陽気の月替わりとなりそうです。進学、就職といった人生の節目を迎えた方は、門出の一冊に何を選びますか? エープリルフールでも、この書評欄に書いてあることにうそはありません。安心して本選びのヒントにしてください。(五)<デ
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認定NPO法人「水俣フォーラム」…
2023/3/25 02:00 160文字認定NPO法人「水俣フォーラム」(東京都)のウェブサイトで、各界で活躍する作家や研究者、医師らがつづる「水俣コラム」が始まりました。公害の原点とされる水俣病について、ネットを通じて知ってもらい、「水俣と現代をつなぐ」ことが目的だそうです。書評欄の執筆者も筆を執る予定。掲載は月2回です。(五)<デザ
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ノーベル文学賞を受賞した…
2023/3/18 02:01 159文字ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎さんが亡くなりました。書評欄の編集顧問で作家の池澤夏樹さんは本紙への寄稿で、その存在を「大きくて、独立・孤立していた」と記しました。執筆だけでなく、世に平和を問う行動もしてきた大江さん。作品は今また新たな読者を得て、後の世代まで残っていくのでしょう。(五)<デザイ
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本の文章を音声で聞く…
2023/3/11 02:02 162文字本の文章を音声で聞く「オーディオブック」が広がっているようです。家事やウオーキングなどと同時に楽しめるため、時間を有効活用する「タイパ」になるのだとか。当初は視覚障害がある人の利用を想定したのでしょうが、こんな形で拡大するのは興味深いです。でも「聞き読み」しながら出歩く時は、車にご注意を。(五)<
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読者の皆さんは…
2023/3/4 02:01 162文字読者の皆さんは、「積ん読」をしていますか? 本を読まずに積んでおくことですが、過去の流行語かと思いきや、広辞苑に載っていました。「つんでおく」とドク(読)とをかけたしゃれ、という解説まで。本は読んでこそだと思いつつ、辞書も「公認」の言葉なら、堂々と積み続けても許されるような気がしてきます。(五)<
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埼玉県の高校図書館司書が選ぶ…
2023/2/25 02:01 163文字埼玉県の高校図書館司書が選ぶ「イチオシ本」が発表されました。高校生に薦めたい本を投票する企画で、今年が13回目。1位は19歳の熊谷はるかさん著『JK、インドで常識ぶっ壊される』(河出書房新社)でした。2位以下もヒット作が並び、公式サイトで公表しています。読むと高校生の気持ちに寄り添えるかも?(五)
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新たに寄稿をお願いする方に…
2023/2/18 02:01 162文字新たに寄稿をお願いする方に本の探し方を尋ねたところ、もっぱら書店へ足を運ぶとのこと。お店に行くと、今どんな本が読まれているのか分かるのが大きな理由だそうです。確かに書店の景色には、売れ筋はもちろん、季節感やニュースの波、時代の姿も浮かびます。ネットの口コミとは違うヒントも見つかりそうです。(五)<
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1000円台の文庫本が珍しくなくなりました…
2023/2/11 02:00 161文字1000円台の文庫本が珍しくなくなりました。つい、高い!と感じてしまいます。専ら文庫本を愛読していた学生時代に比べ、1・5倍にはなっているはず。原材料費や発行部数の事情もあるようですが、そもそも価格が安すぎたのだ、という指摘も耳にします。そう言われると、うーむ、確かに。でもお財布が……。(五)<デ
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毎日新聞校閲センターの運営するウェブサイトが…
2023/2/4 02:01 162文字毎日新聞校閲センターの運営するウェブサイトが「毎日ことばplus」に一新されました。言葉や漢字に関心がある方、校正・校閲に携わっている方など、どなたでもご覧いただけます。無料の会員登録で、言葉の専門家による寄稿も読むことができます。2月末まではプレゼント企画も。アクセスをお待ちしています。(五)<
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今期の芥川賞・直木賞が決まりました…
2023/1/28 02:00 163文字今期の芥川賞・直木賞が決まりました。なんと2作品ずつ選ばれ、4人の受賞作家が誕生する結果に。当日の記者会見は想定より長くなり、取材を担当した記者たちは原稿の締め切りに追われて大わらわでした。さて、受賞作が多いと注目度が増し、単行本の売れ行きは伸びるのかどうか。書店での反響はいかがでしょうか。(五)
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おや、あの本がまた上位に入ったのか…
2023/1/21 02:00 162文字おや、あの本がまた上位に入ったのか。ふむ、この著者は最近、人気だなあ――。右の欄「ベストセラー」は、出版社と書店をつなぐ取次会社が集計した、売れ筋の本を掲載しています。文芸書、新書など毎週異なるジャンルから、社会の関心や流行の動向が見えてきます。あなたのベストセラーはランクインしましたか?(五)<
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