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センバツ優勝の大阪桐蔭 星子主将が2分の1成人式で誓った目標
2022/4/1 17:00 1218文字第94回選抜高校野球大会は大阪桐蔭が4回目の優勝で幕を閉じた。約40人の部員をまとめ、西谷浩一監督(52)が「天性のリーダー気質」と認める主将の星子天真(てんま、3年)は10歳で誓った目標があった。 グラウンドでの優勝インタビュー。星子は「この代で(甲子園の)春夏連覇を目指せるのは自分たちだけ。3
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6本塁打の大阪桐蔭 歴史的大勝の要因は「原点回帰」 センバツ
2022/3/28 21:10 962文字第94回選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝があり、大阪桐蔭が市和歌山を17―0で破った。大阪桐蔭は伊藤櫂人(3年)の1イニング2本塁打を含む1試合6本塁打を放ち、大会記録に並んだ。 別次元だった。今大会は前の試合まで26試合で計6本塁打にとどまっていたが、大阪
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「不死鳥」右腕は小学校の先生 高知支えるOBの力 選抜高校野球
2022/3/21 13:30 1286文字兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催中の第94回選抜高校野球大会に4年ぶりに出場する高知には、陰で支える「不死鳥」右腕がいる。OBで社会人野球でプレーする松井佑二投手(31)。外部コーチとして、さまざまな役回りをこなし、浜口佳久監督(46)や選手からの信頼は厚い。 2月上旬に行われた紅白戦。松井さん
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高校野球物語2022春
藤浪晋太郎以来の1年生エース格 大阪桐蔭・前田悠伍の愛され力
2022/3/14 06:30 1887文字大阪桐蔭の1年生左腕・前田悠伍は多くの星が輝く夜空に突然、現れた超新星のようだ。昨夏まではメンバー外。昨秋、甲子園で登板経験のある上級生をごぼう抜きして主戦投手になり、大事な試合を次々に任され、チームを初の明治神宮大会優勝に導いた。急成長の理由に「愛される力」があった。 ◇ニックネームは「ハンマー
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センバツ、鳴門がぶっつけ本番で大阪桐蔭戦へ 懸念されるリスク
2022/3/13 12:30 1344文字ぶっつけ本番で大阪桐蔭と対戦へ――。第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)に出場する県立の鳴門(徳島)がセンバツ前に練習試合をせずに甲子園に臨む。新型コロナウイルス感染防止のため、徳島県では公立校の練習試合が禁止されているためだ。練習試合を一切せずに甲子園に臨むのは極めて異例で
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高校野球物語2022春
元高知、阪神ドラ1・森木大智の置き土産 監督が見た初めての光景
2022/3/8 06:30 1773文字阪神のドラフト1位、最速154キロ右腕の森木大智(18)が届かなかった甲子園の舞台に後輩が立つ。4年ぶりのセンバツとなる高知。「先輩の代と比べて力がない」と言う彼らはなぜ、昨秋に四国王者になれたのか。超高校級投手が抜けても成功した背景に、森木の「置き土産」があった。 ◇偉大な先輩がいて重圧は? 意
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大阪桐蔭の「主将力」 礎を築いた歴代屈指の主将がコーチで復帰
2022/3/7 11:30 1621文字3月18日開幕の第94回選抜高校野球大会に出場する大阪桐蔭に「歴代屈指の主将」がコーチに就任した。2014年夏の甲子園で優勝し、「主将力」が注目された中村誠さん(25)だ。社会人野球の選手を昨年限りで引退。母校の西谷浩一監督(52)から声をかけられ、指導者として戻った。中村さんは「母校で指導できる
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痛恨「一塁送球」から7年半 悪夢の甲子園に指導者で再び センバツ
2022/3/7 07:00 3182文字3月18日開幕の第94回選抜高校野球大会に初出場する和歌山東の山根翔希副部長(25)は、かつて甲子園で「悪夢」を見た。市和歌山の二塁手だった2014年夏、痛恨の「一塁送球」でサヨナラ負けを喫した。試合後に直接取材し、号泣していた姿が忘れられない私は、どうしても知りたかった。山根さんの「その後」と、
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センバツここに注目
転向1年弱で大阪桐蔭の正捕手に 松尾汐恩の流儀 選抜高校野球
2022/2/20 07:30 800文字3月18日に開幕する第94回選抜高校野球大会。球春到来の舞台で、活躍が期待される投打の注目選手を担当記者が紹介します。最終回は大阪桐蔭の松尾汐恩捕手(2年)。優勝候補の大黒柱のプレースタイルに迫ります。 ◇「これはチャンス」 1年弱で正捕手に 思いきりのいい打撃に強気なリード。昨秋の明治神宮大会で
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センバツここに注目
森木大智の後継者は二刀流 高知・高橋友の存在感 選抜高校野球
2022/2/17 07:30 911文字3月18日に開幕する第94回選抜高校野球大会。球春到来の舞台で、活躍が期待される投打の注目選手を担当記者が紹介します。8回目は高知の高橋友内野手兼投手(2年)。阪神のドラフト1位・森木大智の背番号「1」を昨秋につけたものの、センバツでは打者として注目されています。 ◇「打者としては負けたくない」
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鉄壁防御の国学院栃木「カ・イ・カ・ン」準V 全国高校ラグビー
2022/1/8 15:17 821文字第101回全国高校ラグビー大会は8日、東大阪市花園ラグビー場で決勝があり、国学院栃木は東海大大阪仰星(大阪第2)に敗れ、初優勝はならなかった。 誇れる準優勝だ。国学院栃木の吉岡肇監督(60)が「機関銃」と評する選手たちは、東海大大阪仰星の強力なアタックに最後まで体を張り続けた。 前回大会までは8強
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長崎北陽台は4強ならず 国学院栃木に惜敗 全国高校ラグビー
2022/1/3 13:06 539文字第101回全国高校ラグビー大会は3日、東大阪市花園ラグビー場で準々決勝があり、長崎北陽台は国学院栃木とのBシード対決に7-17で敗れ、第87回大会(2007年度)以来、14大会ぶりの4強入りを逃した。 ◇ 昨夏の関東大会で優勝した国学院栃木の展開ラグビーに対し、長崎北陽台はFWの縦の突破力で対
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コネクト
男女で花園へ 磐城が過ごした「夢の3分間」 全国高校ラグビー
2021/12/29 10:00 1051文字夢の3分間だった。第101回全国高校ラグビー大会に10大会ぶりに出場した磐城(福島)。28日、高鍋(宮崎)に挑んだ1回戦の試合前には、アップする男子選手に交じり、女子選手5人の姿が花園の第1グラウンドにあった。突破しようとする男子に対し、女子はタックルを試み、仮想「高鍋」役を担った。女子の新妻杏菜
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未経験から守備の要へ 関学大の主力が見た夢の続き 甲子園ボウル
2021/12/19 09:00 1273文字2人が見た夢は、逆夢かそれとも正夢か……。 アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「三菱電機杯 第76回毎日甲子園ボウル」は19日午後1時5分、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場でキックオフされる。西日本代表の関学大(関西1位)で、守備の要を担うLB都賀創(4年・関西学院)とDB永嶋大聖(4年・茗
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熱冬の主役たち
磐城再生 補食係が広げた「三位一体の改革」 全国高校ラグビー
2021/12/14 06:00 1865文字ラグビーで知っているのは「五郎丸ぐらい」。選手でもマネジャーでもない、そんな女子生徒がチームに関わると、どんな化学反応が起きるのか。磐城(福島)は第101回全国高校ラグビー大会(27日開幕)に10大会ぶりに出場する。東日本大震災が発生した2011年以来の花園切符には、創意工夫に満ちた再生の物語があ
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アメフト立命大 1年生WRが引退の4年生QBから託されたパス
2021/12/6 08:00 838文字2015年以来、6年ぶりとなる甲子園ボウル出場は、またも宿敵にはね返された。5日に行われたアメリカンフットボールの全日本大学選手権の西日本代表決定戦(大阪・ヨドコウ桜スタジアム)で、立命大(関西2位)は関学大(関西1位)に24―34で敗れた。その中で、1年生WR(ワイドレシーバー)が攻め手がなかっ
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痛恨のパスミス アメフト関大 1年生QBが感じた立命大の脅威
2021/11/29 05:30 894文字1年生QBが強豪の壁にはね返された。28日にあったアメリカンフットボールの全日本大学選手権西日本代表決定トーナメント準決勝で、関大(関西3位)が立命大(関西2位)に17―18で敗れた。関大のエースQB・須田啓太は試合後、こう漏らした。「(相手の目が)殺気立っていた」。いつも通りに臨んだはずが、試合
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プレーバック・プロ野球
「ヨッシャー」逸材引き当てた佐々木恭介と福留孝介の不思議な縁
2021/11/17 12:00 1149文字その後の愛称となる「ヨッシャー」は思わず声に出た言葉だ。 1995年11月22日、東京・新高輪プリンスホテルで行われたプロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議。大阪・PL学園高の福留孝介(現中日)を高校生では史上最多の7球団が指名した。近鉄の新監督としてくじを引き当てた瞬間、佐々木恭介(71)は叫ん
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同大アメフト部大山「父のいない所で」選手生命の危機越え奮闘
2021/11/7 12:00 984文字アメリカンフットボールの関西学生1部リーグで、同大が10年ぶりに宿敵・京大を破った。日体大アメフト部の前監督を父に持つ同大副将のWR大山航太郎(4年)は4月の京大戦で選手生命の危機に陥ったが、因縁の一戦で復帰。「京大戦に懸けてきた。勝ててうれしい」と喜びをかみしめた。 10月30日に大阪府吹田市の
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focus プロ野球
阪神が優勝を逃した三つの理由 7ゲーム差で独走から急ブレーキ
2021/10/30 12:00 1192文字プロ野球セ・リーグはヤクルトの6年ぶりの優勝で決着した。2位と最大7ゲーム差をつけながら一歩及ばなかった阪神、終盤に大失速して3連覇を逃した巨人。球界屈指の人気球団はなぜ優勝できなかったのか。阪神には三つの理由がある。 矢野監督が「なかなか点が取れない期間が長かった」と振り返ったように、最大の敗因
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