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Ball STORY
プロ野球DeNA藤田 10年ぶり復帰をかなえた「人間力」
2022/5/14 10:00 2262文字10年ぶりの光景だった。4月15日、横浜スタジアム。横浜DeNAベイスターズのチーム最年長、藤田一也内野手(39)が、古巣復帰後初となる安打を左翼前に放った。キャンプ中のけがから復帰し、1軍に昇格して2試合目。雄たけびを上げながら一塁を駆け抜けると、年輪を重ねた柔和な笑顔がはじけた。 「こうやって
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focus プロ野球
「昭和の怪物」江川卓さんが見た「令和の怪物」佐々木朗希
2022/4/23 10:00 2383文字「令和の怪物」の快投を、「昭和の怪物」はどう見たのだろうか。 10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目の完全試合を達成し、17日の日本ハム戦でも「8回パーフェクト」でマウンドを降りたプロ野球・ロッテの佐々木朗希(ろうき)投手(20)について、栃木・作新学院高、巨人などで投手として活躍した江川卓さ
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佐々木朗希の交代「よく思い切った」 元大リーガー村上さん
2022/4/18 05:00 786文字ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に先発し、一人の走者も出さない好投を続けながら八回限りで降板した。この日も14奪三振と圧倒的な投球を見せたが、2試合連続の完全試合はならなかった。日本選手初の大リーガーで元投手の村上雅則さん(77)に話を聞い
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focus プロ野球
佐々木朗希だけじゃない 「急がば回れ」の育成は球界を変えるか
2022/4/14 11:00 1772文字プロ野球のロッテ・佐々木朗希(20)が10日、史上16人目の完全試合を達成した。佐々木朗の圧巻の投球内容はもちろんだが、同時に注目されたのが、これまでの球界の常識とは少し異なる育成法だった。それはいわば「急がば回れ」。目先の結果を求めず、余裕を持って大器を育てる理由は何なのか。 岩手・大船渡高から
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ワールドスポーツの扉
大谷翔平に立ちはだかるライバル 「二刀流」タイトルへのカギは
2022/4/9 06:10 1495文字楽しみな米大リーグのシーズンが始まった。ベーブ・ルース以来104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」に、本塁打王。今季も投打の「二刀流」で挑むエンゼルスの大谷翔平(27)には、昨季惜しくも逃した偉業への期待が膨らむ。立ちはだかるライバルは誰か。 ◇ゲレロ、ペレス…移籍のスラッガー 7日(日本時間8日)
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ヤクルト40代2人も元気に開幕 長く活躍できる理由 プロ野球
2022/4/3 10:00 1829文字2022年のペナントレースがスタートしたプロ野球。新人や新戦力が注目されがちな球春だが、40代の大ベテランたちも元気にグラウンドに立っている。3月25日の開幕時点で40歳以上の選手は6人。レジェンドたちが年齢を感じさせない働きを見せている。 「同一チームの40歳以上が同じ試合に先発出場」というプロ
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ヤクルト嶋基宏、選手もコーチも全力 支柱の37歳、欠かせぬ存在
2022/3/24 15:00 1259文字日本シリーズ2連覇を狙うプロ野球・ヤクルトの首脳陣に新顔が加わった。プロ16年目で「選手兼コーチ補佐」になった嶋基宏捕手(37)だ。楽天から移籍2年目の昨季、厳しい優勝争いの中でチームの精神的支柱となり、ヤクルトのユニホームがすっかり似合うようになった。「(選手もコーチも)両方とも自分のやれること
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focus プロ野球
生え抜き20代の4番がずらり 今季セ・リーグは若手が引っ張る
2022/3/23 12:00 1195文字プロ野球は25日、2022年シーズンの開幕を迎える。今季のセ・リーグは4球団で生え抜きの20代が4番に座る。昨季日本一のヤクルトは、強いリーダーシップで躍進の原動力となった村上宗隆内野手(22)が引き続き務める。昨季、本塁打王と打点王の2冠に輝いた巨人・岡本和真内野手(25)や、ともに2年目の阪神
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プレーバック・プロ野球
巨人・吉村禎章、東京ドーム「第1号」は勝負強さの証し
2022/3/17 11:00 1371文字プロ野球史に残る出来事を当事者たちの証言から振り返る「プレーバック・プロ野球」。今回は東京ドームのこけら落としとなったオープン戦で吉村禎章外野手(巨人)が放った記念すべき「第1号」。 1988年3月18日。巨人の吉村禎章外野手(58)は、日本初の全天候型多目的スタジアムとして完成したばかりの東京ド
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つば九郎が残留 異業種も巻き込んだFA騒動に決着 高津監督は…
2022/1/8 11:28 1153文字プロ野球のヤクルトから2012年以来、2度目のフリーエージェント(FA)宣言をしていた球団マスコット「つば九郎」が7日、残留を発表した。昨年12月中旬にFA権の行使を発表し、全国から100超の団体などが獲得に名乗りを上げたが、球界の枠を飛び越えた争奪戦に終止符が打たれた。 7日に東京都内で契約更改
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貧打の「強竜打線」に光明? 中日ジュニアの小6が驚きの特大弾
2021/12/31 07:55 920文字プロ野球12球団のジュニアチーム(小学5、6年生)による軟式大会「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」は30日、中日ジュニアの優勝で幕を閉じた。6年生が神宮球場の左翼席中段へ驚きのアーチを放ったことから、プロで貧打に苦しむ中日へ「来年から合流して」などとする声がネッ
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Ball STORY
代打の神様・ヤクルト川端慎吾 謎の腰痛を「最後の希望」で克服
2021/12/29 13:00 2946文字復活のシーズンだった。プロ野球・ヤクルトの川端慎吾内野手(34)は今季、代打で30安打をマークし、日本シリーズ第6戦では決勝打でチームを20年ぶりの日本一に導いた。16年目のベテランは歓喜の輪の中で人目をはばからず涙を流した。かつて首位打者に輝いたヒットメーカーも故障でどん底を経験。そこからはい上
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いま会いたい
マラドーナ死去1年 木村和司さんが語る ピッチで感じた「衝撃」
2021/11/25 08:00 2181文字衝撃の知らせからもう1年になる。2020年11月25日、「神の子」と呼ばれたサッカー界の元スーパースター、ディエゴ・マラドーナさんが60歳で亡くなった。ともに背番号「10」を背負い、同じピッチで戦ったことのある元日本代表MF木村和司さん(63)に連絡した。1年前にも思いを語ってもらったが、慌ただし
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ヤクルト「七回の男」今野、戦力外乗り越え再生 欠かせぬ右腕に
2021/11/10 15:00 2151文字どん底からはい上がってきた。プロ野球・ヤクルトの「七回の男」としてブルペンを支え、チームのリーグ優勝に貢献した今野龍太投手(26)。楽天を戦力外になり、ヤクルト移籍2年目で花開いた。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを勝ち抜くためにも欠かせない右腕は「緊張すると思うが、自分の投球をし
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剣道・全日本選手権 警察官2年ぶり「復帰」 コロナ下で悪戦苦闘
2021/11/4 10:23 1380文字剣道日本一を争う全日本選手権が3日、東京・日本武道館で開催された。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、前回は参加を見合わせた警察官にとって2年ぶりの晴れ舞台だった。対人の稽古(けいこ)を約1年半自粛したとあって、実力者たちも軒並み苦戦を余儀なくされたが、どのように現状に向き合い、大会に挑んだのだろ
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優勝争い佳境 異例の早さで開催のドラフト会議、その理由とは
2021/10/10 13:00 1045文字57回目を迎えるプロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が11日、東京都内で開かれる。近年は10月下旬の開催が多かったが、今年は2回に分けて行われた年を除くと最も早い実施となる。指名される側は進路を早く決められるが、社会人の都市対抗などこれから大きな大会も予定されており、プロ側からは「どう指名するか
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大谷翔平に見る「脱ダメだし」 元プロ・広澤克実さんに聞く教育効果
2021/10/5 07:30 1679文字「二刀流」という言葉は、米大リーグでの大谷翔平選手(27)の活躍で、社会に幅広く浸透した。渡米時は論議を呼んだ二刀流が成功した背景や影響とは? プロ野球・ヤクルトなどで活躍し、現在は少年野球の指導に当たる広澤克実さん(59)は「ダメ出し」をしない教育の効果を指摘する。【聞き手・中村有花】 これまで
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プレーバック・プロ野球
上を向いて…日本初の大リーガー・村上雅則さんが語る初マウンド
2021/9/15 07:00 2050文字東京オリンピック開幕を目前に控えた1964年9月。日本選手初のメジャーリーガーが誕生した。米サンフランシスコの大リーグ・ジャイアンツの左腕、村上雅則投手(77)だ。同年春、プロ野球・南海(現ソフトバンク)から「野球留学」として米国に派遣され、ジャイアンツ傘下のマイナーチーム(1A)で救援投手を務め
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大学スポーツ365日
東大サッカー部が異例のオファー 元Jリーガー林陵平監督の挑戦
2021/9/6 19:34 3276文字100年を超す東大ア式蹴球部(サッカー部)の歴史で、極めて珍しい“外部”からの監督に就任した。Jリーガーを引退した直後に着任した林陵平監督(35)は「やっぱり大変」と言いながらも表情は充実感に満ちていた。現役時代に他とひと味違う活動をしていたことが、異例の挑戦につながった。現役ラストマッチの前日、
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focus プロ野球
侍ジャパンだけじゃない 東京五輪で活躍、プロ野球の外国人選手
2021/8/17 12:00 1144文字2008年北京五輪以来、3大会ぶりに野球が実施された東京オリンピック。正式競技としては初の金メダルに輝いた日本代表「侍ジャパン」の選手たちが躍動する一方で、日本のプロ野球(日本野球機構=NPB)に在籍する外国選手たちも母国の名誉を背負って奮闘した。五輪開催に伴う約4週間の中断期間を経て再開されたペ
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