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アメラジアン 残る偏見に悔しさ 「アメリカーと呼ばれて」/下
2022/3/30 13:00 1684文字米軍普天間飛行場のある沖縄県宜野湾市の住宅街の一角に、米軍関係者と沖縄の女性の間に生まれた子供らが通う「アメラジアンスクール・イン・オキナワ」(AmerAsian School in Okinawa=通称AASO)がある。日米双方の文化を尊重する「ダブルの教育」を掲げたフリースクールで、教室では日
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バチが当たった…黒い肌嘆いた母 「アメリカーと呼ばれて」/中
2022/3/29 06:30 1664文字戦後27年間、米国統治下に置かれた沖縄で、米軍関係者と地元女性の間に生まれた子供たち。その外見や米国統治に対する反発などから差別や偏見にさらされた。特に黒人ルーツの子供たちは、当時、米国などで根強かった黒人差別の影響もあり、苛烈ないじめの対象になった。 ◇漂白剤で体こすり「白くならんかな」 沖縄本
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私たちは沖縄の底辺…父の血恨んだ 「アメリカーと呼ばれて」/上
2022/3/28 06:30 2568文字沖縄本島南部で暮らす50代の女性の記憶に、50年前の1972年5月15日の出来事が深く刻まれている。【喜屋武真之介】 ◇米兵のやったこと、全部返ってきた その日、沖縄は戦後27年間の米国統治を脱し、日本本土に復帰した。女性が通っていた小学校の教室では教諭が児童たちの席を回って、紅白まんじゅうと記念
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岸田首相も米軍に憤慨 広がるオミクロン株、地位協定という穴
2022/1/5 19:53深掘り 2393文字米軍基地が集中する沖縄県で新型コロナウイルスの感染が急拡大している。感染力の強い変異株「オミクロン株」が基地を経由して市中に広がった可能性が高く、5日の県内の新規感染者数は昨夏の緊急事態宣言中以来となる600人台となった。同じく基地がある山口県でも感染者が急増しており、日本の水際対策が米軍に適用で
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米軍でクラスター、甘い感染防止策 問われる水際対策との「整合性」
2021/12/25 17:30深掘り 1758文字沖縄県の米軍キャンプ・ハンセン(金武(きん)町など)で発生した200人を超える新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)。政府は変異株「オミクロン株」の流入を阻止するため、外国人の新規入国を原則禁止する厳しい水際対策を取り、米軍も検疫については「日本と整合的な措置を取る」と説明してきたはずだが、
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沖縄知事は最後のカードを切った 辺野古移設、再び国との対立決断
2021/11/25 21:20 1862文字米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、防衛省が承認を求めた設計変更について、沖縄県の玉城デニー知事が25日、「不承認」のカードを切った。辺野古移設の行方を占う2022年1月の名護市長選、秋の知事選を見据え、政府と県の対立は再び激化する。 ◇工事は進む「押し切られる
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本土復帰49年 今も続く不条理 「沖縄へ返せ」憤り歌に乗せ
2021/5/15 05:00動画あり 1596文字<かたき土を破りて 民族の怒りに燃ゆる島 沖縄よ>。沖縄の反基地運動の現場で歌われる「沖縄を返せ」。米国統治下にあった沖縄での本土復帰を求める集会などで歌われたが、今は歌詞の一部を「沖縄へ返せ」と替えて歌い継がれている。「沖縄を」から「沖縄へ」。日本への復帰から15日で49年となったが、今も続く不
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