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イタリア・オペラの楽しみ

久々に現れたイタリアン・テナーの逸品、グリゴーロにインタビュー

香原斗志

 イタリア・オペラで花形の声種は、やはりテノールだろう。とりわけロマン派以降のオペラでは若き恋人役だったり、英雄だったりと、カッコいい役を独り占めしている感があるし、バリトンやバスにくらべ、いや、ソプラノとくらべてもスターが多く輩出する。三大テノールはブームになっても、三大バリトンや三大ソプラノが大会場でコンサートを行ったという話は聞かない。声域が高いので若い役が多いのは当然だが、花形であるのも声が高いことと関係がある。すなわち、オペラを歌う声種のなかで最も非日常的な音域を使うため、ある意味、性差を超えた声の魅力、輝かしい高音の魅力それ自体のとりこになる聴き手が多いのである。

 だが、最も発声に無理がある声種なので、力があるテノールはなかなか現れない。とくに本家本元のイタリア…

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