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イタリア・オペラの楽しみ

言葉と音楽が乖離したロッシーニ「ランスへの旅」って価値あるの?

香原斗志

 オペラを語るとき、よく「言葉と音楽の融合」がテーマになる。各時代の作曲家たちはみな、台本の言葉と音楽を深く結びつけようと努め、その結果、ワーグナーの楽劇のように、あるいは、その影響を受けたヴェルディの「オテッロ」のように、言葉そのものが生命を持ったかのような、まるで言葉の運動体であるかのような音楽が書かれるようになったのだ、そして、そんなふうに書かれたオペラこそすぐれているのだ−−。とまあ、たいていはそんな結論に達するのだ。

 こうした価値観を通して評価すると、藤原歌劇団が7月3日、4日、5日に日生劇場で上演したロッシーニの…

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