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トピックス2015

第84回日本音楽コンクール講評 花開く若き才能

増沢賞に選ばれたバイオリン部門1位の小川恭子さん=竹内紀臣撮影

 第84回日本音楽コンクール(主催=毎日新聞社・NHK、特別協賛=三井物産、協賛=岩谷産業、協力=東京オペラシティコンサートホール・トッパンホール)が8月20日から10月27日まで2カ月余にわたって開かれ、若き才能が輝いた。今回はクラリネット、声楽(オペラ・アリア)、ピアノ、バイオリン、作曲(室内楽曲)、トランペットの6部門(本選開催順)。クラリネットと作曲の2部門で2人が栄冠を分け合い、計8人の「1位」を送り出す結果となった。各部門の審査幹事による講評と、本選の採点表を公表する。いずれも審査員が25点満点で採点し、最高点と最低点を1件ずつ除いた合計点で順位を付けた。声楽と作曲を除く4部門は、最終予選での得点の60%が加算された。(敬称略、同位は演奏順)

 99人が参加したバイオリン部門。難度の高い曲が課題となっていましたが、予選から技術的にたいへんレベルの高い演奏が多くありました。惜しくも本選に進めなかった人の中にも、将来が楽しみな才能豊かな人が多くいました。本選はオーケストラとの共演ということで、緊張で力が入ったり、実力が十分に発揮できない場面もありましたが、1位1人、3位が2人という結果でした。

 1位はメンデルスゾーンの協奏曲を弾いた小川恭子。技術的にも音楽的にも安定感のある、素晴らしい演奏で、全部門を通じた「増沢賞」にも選ばれました。3位の吉江美桜は力強い演奏でしたが、カデンツの音程の乱れが少々気になり、同じく3位の小林壱成は非常に魅力のある演奏を聴かせてくれましたが、もう少し一音一音に丁寧さがあったらと思います。入選の上野明子は、技術的な安定感が欲しいと感じました。

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