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Interview

寺西昭子 空襲警報下で聞いたピアノ 戦中・戦後の音コンで活躍

寺西昭子さん=梅津時比古撮影

 来年、第85回を迎える日本音楽コンクール(音コン)は戦後、日本の音楽家が世界に躍進する土台となった。戦後の原点とも言える昭和19(1944)年の第13回で3位、昭和21年の第14回で1位に輝いたピアニストの寺西昭子(桐朋学園大名誉教授)に聞いた。

  ■   ■

 「私は、日本に亡命した白系ロシア人のトドロヴィッチ先生、その後、井上園子先生、そして新交響楽団(NHK交響楽団の前身)指揮者のユダヤ系のローゼンシュトック先生にピアノの指導を受けていたのですが、戦時中、外国人が軽井沢に閉じ込められたため、当時、大変な力を持っておられた井口基成先生に師事することになりました。

 昭和19年ごろは戦況も厳しくなっていましたが、例年通り音コンが開かれると知りました。ただしコンクールは音楽顕彰、ピアノが洋琴、バイオリンが提琴と言い換えられてました。私は学徒勤労動員で朝早くから夜まで工場で機械に向かい、帰宅するとへとへとでしたが、音コンが開かれるのもこれで最後かもしれないと思い、受けようと決意しました。その頃かえって、オーケストラの人なども皆、音楽をすることに一生懸命であったよ…

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