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らっこ・ライブ・レビュー

「村上春樹を『聴く』」 言葉を媒介に紡がれる音楽

提供:国際交流基金

 1966カルテットが《ノルウェイの森》を弾き終える。ホールには静けさが広がっている。下手からあらわれた女性がゆっくりと朗読をする。韓国語だ。

 「それは唄だった。完全な唄ではないが、唄の最初の一節だった。……」

 ことばが余韻をのこすうち、ひびいてくるのは《ダニーボーイ》。鼻にかかったピアニカのメロディーは、一息間をおいて、ピアノトリオのリズミカルな曲調にかわる。どんなコンサートなの? どう進むの? そんな聴き手のちょっと緊張した空気はここですっとほぐれる。どこかで耳にした曲が、ときに朗読をはさみながら、ステージの左と右、それぞれのアンサンブルが奏でてゆく。

 シンガポールとソウルで蜷川幸雄演出の「海辺のカフカ」公演がある。あわせて「村上春樹を『聴く』」とい…

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