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ストーリー

脳腫瘍の16歳、作曲支えに(その1) 瞳輝くメロディー

自身が作詞作曲した「くじらぐも」の演奏を聴き終え、拍手する加藤旭さん=東京・銀座で、丸山博撮影

 よく晴れた冬の昼下がり。神奈川県鎌倉市の閑静な住宅街にある自宅の一室で、加藤旭(あさひ)さん(16)は恩師ともいえる昭和音大准教授、三谷温(みたにおん)さん(56)と打ち合わせをしていた。

 旭さんが幼少期に作曲したピアノ曲の楽譜発刊や新曲の発表会、鳥のさえずりや川のせせらぎなど自然音を使った曲への挑戦……。「いろいろ考えてみよう」。三谷さんが話しかけると、ベッドに横たわった旭さんは「はい」とうなずいた。13歳で脳腫瘍を発症し、視力をほぼ失ったが瞳は生き生きと輝いて見える。

 旭さんは同市の栄光学園高等学校1年生。中学の頃から闘病生活を続け、現在は自宅療養している。

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