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まいにちクラシック

シンフォニー・オブ・ザ・エア驚異の初公演 1955年5月4、5日の紙面から

シンフォニー・オブ・ザ・エア東京公演初日のリハーサルに集まった音楽ファン=東京都千代田区の日比谷公会堂で1955年5月3日

 1955年5月に来日した元NBCトスカニーニ交響楽団「シンフォニー・オブ・ザ・エア」。待ちに待った3日の初公演、日比谷公会堂は拍手がなりやみませんでした。

<1955(昭和30)年5月4日夕刊社会面>

 圧倒的なコーダがやんだとき、つなみのような拍手が日比谷公園の森をながくながくゆり動かした。わが国音楽史上に光輝ある1ページをそえた輝ける一夜であった。三日午後六時半から日比谷公会堂で行われたシンフォニー・オブ・ザ・エアの公演は、圧倒的な音量と完璧な演奏で、公会堂をうずめた三千の聴衆を酔わせたばかりか、テレビとラジオの前に人々をくぎづけにした。皇太子さまは一行の代表であるアメリカ交響楽財団会長ドン・ギリス氏に握手して称賛された。指揮棒の一高一低につれて軽やかにまた力強く、それは息苦しいまでの魔力であった。演奏が終わって聴衆が立ちかけても座席にじっとうつむいている青年の姿がいくつかあった。驚嘆と称賛と感激の一つになった“音楽の夜”であった。四日も午後六時半から同公会堂で公演される。

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