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イタリア・オペラの楽しみ

「愛の妙薬」と「ドン・パスクワーレ」―― ドニゼッティの「喜劇」2作は噛めば噛むほど味わい深かった

香原斗志

 前回、ドニゼッティは速筆だったが粗製乱造したわけではない旨を書いた。その際、この作曲家が短期間で書いたオペラの例に「愛の妙薬」(1832年初演)と「ドン・パスクワーレ」(1843年初演)を挙げたが、今年はこの2作を鑑賞する機会に恵まれている。「愛の妙薬」はすでに4月、藤原歌劇団公演として新百合ヶ丘のテアトロ・ジーリオ・ショウワで上演され、「ドン・パスクワーレ」も藤原歌劇団などの共催で7月1日から3日間、日比谷の日生劇場で、10月23日には大津のびわ湖ホールで上演される。2作ともオペラ・ブッファの傑作だが、特に「ドン・パスクワーレ」は日本での上演機会が少ないので見逃せない。

 オペラ・ブッファは18世紀前半にナポリで書かれはじめ、チマローザやパイジエッロらが発展させたのち、…

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