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イタリア・オペラの楽しみ

レオ・ヌッチ 衰え知らずのまま円熟味が加わる理由 スカラ座「シモン・ボッカネグラ」を観て

「シモン・ボッカネグラ」第1幕第2場、総督の宮殿内の大会議室に現れたアメーリア=foto Brescia e Amisano(c)Teatro alla Scala

香原斗志

 日本では75歳を超えると自動的に後期高齢者医療制度の対象になるため、75歳超の高齢者は一般に「後期高齢者」と呼ばれる。その呼び名への反論はあるものの、ペンシルベニア大学の副学長であるエゼキエル・エマニュエル医師によれば、75歳を超えると一般に生産性が急落し、その年齢から何かを達成した人はあまりいないのだそうだ。1942年4月16日にイタリアのボローニャ近郊で生まれたバリトンのレオ・ヌッチも、あと数カ月で後期高齢者の仲間入りをする。だが、少なくともヌッチを見ているかぎり、エマニュエル教授の主張に異を唱えたくなるのである。

 ヌッチはいまも第一線で歌い、とりわけヴェルディのオペラを歌っては若いバリトンを寄せつけない。高齢に…

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