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音楽徒然草

秋が待ち遠しい シュターツカペレ・ドレスデン「ラインの黄金」

 「アリエスの乙女たち」「天上の虹」「ギリシア神話」など数多くの名作を世に送り出してきた漫画家の里中満智子さん(68)に「マンガ名作オペラ」と題した大変な労作がある。2003年10月から始まった全8巻(中央公論新社)のシリーズだ。

 記念すべき第1弾はリヒャルト・ワーグナーの「ニーベルングの指環」で、「上」(序夜「ラインの黄金」、第一夜「ワルキューレ」)と「下」(第二夜「ジークフリート」、第三夜「神々の黄昏」)の2巻立て。その後の第3巻が「椿姫」「アイーダ」「リゴレット」「マクベス」、第4巻「カルメン」「トリスタンとイゾルデ」「サムソンとデリラ」、第5巻「トゥーランドット」「蝶々夫人」「ラ・ボエーム」、第6巻「フィガロの結婚」「魔笛」「ドン・ジョバンニ」「セビリアの理髪師」、第7巻「サロメ」「ナクソス島のアリアドネ」「こうもり」「ナブッコ」、そして第8巻に「トスカ」「マノン レスコー」「ローエングリン」が収録されており、何とも豪華なラインアップだ。ちょうど10年前の06年10月からは順次、文庫化もされて評判を呼んだ。

 里中さんがオペラと出合ったのは小学生の頃という。文庫本刊行に当たって寄せた文章によると、テレビ放送された「アイーダ」を見て度肝を抜かれた。その華麗さと迫力に魅了され、すぐさま紙芝居を作って妹さんに読み聞かせたというから、やはり「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」だ。

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