メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

イタリア・オペラの楽しみ

芸術監督が交代して初めての「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」が大成功(上)

「湖の女」。中央はエレナ役のサロメ・イーシャ(C)Studio Amati Bacciardi.

香原斗志

 イタリアも日本もまだ戦後を引きずっていた1950~60年代は、名だたる歌手を続々と輩出し、俗に「オペラの黄金時代」と呼ばれもしたが、上演されるイタリア・オペラの演目は、現在にくらべればかなり限定されていた。そんななか、マリア・カラスがベッリーニの「ノルマ」やドニゼッティの「アンナ・ボレーナ」、ロッシーニの「イタリアのトルコ人」など、ヴェルディ以前の名作をいくつか復活させたのを除けば、劇場のプログラムに載るイタリア・オペラの大半はヴェルディとプッチーニの作品、それにヴェリズモの諸作だった。たまにロッシーニの珍しいオペラが上演されても、響きやテンポは重く、歌手たちも装飾的ベルカントをどう歌っていいのかわからない、というのが現実だった。

 ところが、それから半世紀がたったいまでは、ロッシーニをはじめドニゼッティ、ベッリーニ、または同時代…

この記事は有料記事です。

残り3323文字(全文3698文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 編集部のよびかけ れいわが主張「消費税廃止」の賛否は

  2. 台風上陸翌日、自転車飲酒運転で警察から聴取→報告せず豪州出張 埼玉県の部長更迭

  3. 天皇陛下、宮中三殿に拝礼 即位の礼を行うことを祖先に報告

  4. 仕込み直前、濁流が酒米襲う 台風19号で被災の酒蔵、復旧進める 栃木

  5. 名阪国道、奈良知事が異例の有料化要望 トラック流入で事故や渋滞多発

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです