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Interview

山田和樹(指揮者) 演奏で読み直しを 私財投じ、柴田南雄作品を企画

=写真家、山口敦撮影

 生誕100年、没後20年を迎えた作曲家の故・柴田南雄(みなお)が「知の巨人」として、改めて存在感を高めている。気鋭の指揮者、山田和樹は「その知の意味を探り、伝える」ため、私財を投じて柴田作品を特集するコンサートを企画した。

     ■  ■

 柴田の作品は言語的な探求と深いかかわりがある。立原道造のソネットの構造を歌曲の構造に取り入れた初期の《優しき歌》からそれは顕著だ。山田が指揮活動の初期に合唱を大きな領域にしていたことは、柴田の言語的な構造に気づくきっかけになったのではないだろうか。事実、山田は「柴田先生が言葉に厳しいこと」に注目する。

 「語源の解釈、言葉の正しい使われ方や変遷に厳格で、言葉の元を追求するところからファンタジーを広げている。他の作曲家は現代の詩を取り上げたり、過去の詩でも現代的に扱ったりすることが多いが、柴田先生は言葉を過去にさかのぼって、精神をとらえてゆく」

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