メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

アンコール

新国立劇場《ジークフリート》 好布陣の歌い手=評・礒山雅

 新国立劇場で進行中のワーグナーの楽劇《ニーベルングの指環》が、第3作の《ジークフリート》に達した(1日所見)。演出は、ゲッツ・フリードリヒが晩年にフィンランド国立歌劇場で制作したものに基づく。故人ならではの強力な統率は求めるべくもないが、森のメルヒェンの雰囲気が装置と照明によって効果的に作り出され(特に第2幕)、音楽へとわかりやすく導いてくれたのはいい。

 作品への慈しみをこめて指揮する飯守泰次郎に、東京交響楽団が寄り添って好演した。第1幕、第2幕では、ライトモチーフがていねいに演奏されて、音楽の意味が手に取るよう。だがそこからはワーグナーが「説明」という袋小路に入ったことも見てとれ、長期の作曲中断がやむなきものに思えてきた。

この記事は有料記事です。

残り494文字(全文811文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 東京オリンピック開催判断「期限は5月下旬」IOC委員 新型コロナ感染拡大で

  2. 海からイノシシ、窒息死させて返り討ち 長崎の50代男性に警察官もビックリ

  3. 強い感染力、基礎疾患で重症化…新型コロナの「非常にやっかい」な特性 政府の課題は

  4. 新型コロナ対応「先手先手だと思いますよ。しっかりやっている」 菅官房長官会見詳報

  5. 新型コロナの影響で旅館が経営破綻 愛知の「冨士見荘」が破産申請 キャンセル相次ぐ

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです