兵庫県芦屋市出身で、米国を拠点にするチェンバロ奏者の濱田あやが8日、あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール(大阪市北区)でリサイタル「イマジナリー・シアター~チェンバロ劇場」を開く。
公演名には、チェンバロが演奏されていたバロック時代にタイムスリップして、「イマジナリー・シアター(仮想の劇場)」を楽しんでもらいたいという思いを込めた。濱田は「ピアノとの音色の違いや、バッハやヘンデルがどんな音を奏でていたかを味わってほしい」と話す。
曲目はロワイエの「スキタイ人の行進」など技巧的な曲から、叙情的な作品までさまざま。バッハの「無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番」より「シャコンヌ」(スキップ・センペ編)は、仏在住のチェンバロ奏者、センペの即興演奏の録音を聞いた濱田が、楽譜が存在しなかったため本人に確認しながら半年がかりで採譜したという。
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