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音楽の窓から世の中を眺めて

あふれる「正義」に惑わされないために

実相寺昭雄演出の東京二期会オペラ劇場のモーツァルト「魔笛」=東京文化会館で2000年2月25日、撮影・林喜代種氏

江川紹子

 私の記憶に残る、初めてのオペラは、モーツァルトの「魔笛」だ。NHKが中継したのを、自宅のテレビで見た。立川澄人さん(後に立川清登と改名、故人)のパパゲーノを、今も印象深く覚えている。

 二期会に問い合わせたところ、1969年に立川さん出演の「魔笛」が上演されている。この時の公演では、ダブルキャストの一方がドイツ語で、もう一方が日本語上演。日本語組は、立川さんの他、タミーノの中村健さん、パミーナの伊藤京子さんなどで、演奏は若杉弘さん指揮の東京フィルハーモニー交響楽団だった。

 当時、私はまだ小学生。テレビのチャンネル権は母が握っていたが、「魔笛」ならばと見せてくれたのだろう…

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江川紹子

えがわ・しょうこ 神奈川新聞社会部記者を経てフリーライターに転身。その後、オウム真理教による一連の凶悪事件などの取材・報道を通じて社会派ジャーナリストとして注目を集める。新聞、週刊誌の連載やテレビの報道・情報番組のコメンテーターとして活躍。近年、クラシック音楽やオペラの取材、アーティストのインタビューなどにも取り組んでいる。Twitter:@amneris84 ‏

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