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1位の横顔

第86回日本音楽コンクール/中 チェロ部門・香月麗/作曲部門(室内楽)・久保哲朗

=太田康男撮影

 今回紹介する2人は学生と院生。知的で、絵画や書物からも音楽を聴き取るという共通点がある。【斉藤希史子】

 ◆チェロ部門 香月麗(かつき・うらら)(20)=桐朋学園大3年

 チェロ部門の開催は、2年おき。高校3年で初挑戦した前回は本選に進めず、打ちのめされた。気を取り直して、さらい始めたのがシューマンの協奏曲。それが今回、本選の課題になった。「運命的なものを感じました。この3年、シューマンに導かれてきたような」。演奏順は不利とされる最初だったが、オーケストラと端正に語らい、音の一つ一つがきらめいた。

 バイオリンを習う兄に続き、3歳でチェロ教室へ。「座っていられず、手に負えない子だったそうですが、音楽によって世界が広がっていく感覚が好きでした。いつからか、いえ、最初から、私にはチェロしかなかった」。根底には、心をかき鳴らす曲や奏者への憧れもあった、と振り返る。愛知県から母と上京し、逸材ぞろいの桐朋女子高に進学。「居場所を見つけた」心地よさの半面、弱点と向き合うことにもなった。「私には、ゼロから…

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