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イタリア・オペラの楽しみ

デヴィーアとグルベローヴァ~~古希の2人が東京で聴かせた奇跡の裏側

すでに70歳を超えているグルベローヴァ

香原斗志

 唐の詩人、杜甫が詩「曲江」に「人生七十古来稀(まれ)なり」と書いたことが、70歳を古希と呼ぶ由来だという。ここでいう「七十」は数え年だから、満年齢でいえばほぼ69歳。当時はその年齢まで「長生き」する人が稀だったという。10月から11月にかけて来日した2人のソプラノ、マリエッラ・デヴィーア(1948~)とエディタ・グルベローヴァ(1946~)も、数え年なら2人ともすでに古希に達しており、満年齢でも「アラ古希」である。しかし、長くライバルと目されてきたこの2人の場合、古希の意味が4段も5段も進化している。古希を迎えてこれほどの水準で歌えるソプラノは、文字どおり、古来稀であったことは疑いない。

 あれは1996年10月だったから、もう21年がすぎたことになる。フィレンツェ市立劇場の引っ越し公演…

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