メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

青森県弘前市のスペース・デネガで=梅津時比古撮影

 陶芸作家の吉村利美は、自作のふた物(ふたのある陶器)の姿について<今日も口を閉じ 黙っている>と書き残している。作品を沈黙が支配している。

 一昨年の11月に亡くなった吉村の「追想展 使者の記憶」が、創作の場を構えていた青森県弘前市で開かれた(1月19~30日、スペース・デネガ)。

 集められたおよそ100点は、大別してふた物、びん、陶板に分けられる。びんの別の形態として塔があり、ふた物の原形としてオブジェがあるのだろう。布地を思わせる静かな色合いの肌を持つそれらの、根っこは共通している。

 それは、吉村の作品が訴えかけてくる「傷」である。初期のオブジェは石を立像のようにとらえた「賽(さい…

この記事は有料記事です。

残り803文字(全文1099文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 沖縄読谷 米兵、酔って民家侵入 高2長女、妹抱え逃げる
  2. 懲戒処分 職務中に性行為、不倫の警官 県警 /兵庫
  3. 覚醒剤 使用容疑で元うたのお兄さんを逮捕
  4. 毎日放送 女性社員、同僚男性に盗撮されたと被害届
  5. はやぶさ2 小型探査ロボット2台投下 小惑星に向け

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです