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イタリア・オペラの楽しみ

初来日する「バーリ歌劇場」を訪問……レベル急上昇の理由、日本公演の秘策を音楽監督ビサンティにたずねた

ペトルッツェッリ劇場の外観

香原斗志

 イタリア半島を長靴に見立てた際、かかとに位置するプーリア州の州都、バーリ。西ローマ帝国滅亡後は、ビザンチン帝国の支配下でしばらくの間、南イタリアにおける首都となった港湾都市で、サンタクロースの原形だという聖ニコラゆかりの地として、古くから巡礼の対象にもなってきた。

 とはいえ日本では無名に近い都市なので、今年6月に「イタリア・バーリ歌劇場」が引っ越し公演を行うと聞いて、いったいどこの劇場だ、と疑問に思った人が多いという。現実にはバーリ歌劇場、正式名称でペトルッツェッリ劇場は、近年その水準を顕著に高めており、健全な経営と相まってイタリアでも指折りのすぐれた歌劇場になったという声がしきりである。その実力をたしかめるため、2018年のシーズン開幕日の1月21日、バーリを訪れた。

 ペトルッツェッリ劇場は1991年に火災で大半が焼失したが、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場と同様に内…

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