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 地図を描く前の大きな地球儀のような、白い球体が宙に浮かんでいる。球体の上半分は天空から光を浴びて、輝いている。

 長い数本のロープで地上につなぎ留められているが、ロープがなくとも球体が飛んでいってしまうとは思えない。空に上がり切らず、しかし地にも落ちない。バルーン(気球)にも見えるが、あるいは宙に浮かんでいる光の幻影だろうか。

 画家、野又穫の新作展を飾る油絵13点は、いずれもこの球体が描かれている。並んで二つ浮かんでいるもの…

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