メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

新・コンサートを読む

庄司紗矢香のシベリウス・バイオリン協奏曲 音と色がもたらす自由=梅津時比古

=林喜代種撮影

 演奏家にとって音色は、いつになっても完成ということはなく、常に追求し続けるものに違いない。それにしても、音楽的にも、名声という皮相的なものにおいても、世界で確固たる地位を確立したバイオリニストの庄司紗矢香が、さらに根本的な奏法の変革を目指しているように思われる姿に驚き、打たれた。

 来日したサンクトペテルブルク・フィルハーモニーの公演は指揮者のユーリ・テミルカーノフが健康上の理由で降板し、副指揮者のニコライ・アレクセーエフに変更された(11月12日、サントリーホール)。ゲストの庄司は多くの協演をテミルカーノフと行っていただけに、思いの異なるところはあっただろう。

 庄司が取り上げたのはシベリウスのバイオリン協奏曲。静けさを極めたオーケストラの前奏の中から湧きあが…

この記事は有料記事です。

残り886文字(全文1220文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「紅白」司会に綾瀬さんと桜井さん 総合司会は内村光良さん

  2. 菅原経産相指示「この人はカニ、この人はイクラね」 立憲が元秘書の音声データ公開

  3. ことば AYA世代

  4. 「これ、死ぬわ」車、流され転落 脱出までの4分間をドラレコが記録

  5. 台風19号 寝室で増水 目の前で夫「世話になったな」…86歳妻「1人はつらい」福島・いわき 

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです