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遠藤 靖典

 今まで時々触れているが、筆者は趣味でヴァイオリンを弾いている。どの程度の技量かはさておいても、まあ楽しいと思う程度には弾ける。確か大学生になった頃、大学オーケストラの先輩から「お前はヴィオラの方が向いているのではないか?」と言われ、それからヴィオラも弾くようになった。中学・高校でもオケがあり、そこで友人のヴィオラをよく弾かせてもらっていたので、そういうことも多分に影響していたのであろう。すると、特に室内楽においてはやたらヴィオラの声が掛かる。まあ仕方ない、ヴィオラはヴァイオリンより人口が(多分圧倒的に)少ないのだから。すると、ヴァイオリンが弾きたい時でも、「ヴィオラが少ないから」と言う正論(?)で押し切られ、いっかなヴァイオリンを触ることができなくなった。それから数十年たった今でもその傾向は変わらず、オケではヴァイオリン、室内楽ではヴィオラ(とヴァイオリン)という両刀使いで過ごしている。ヴィオラにはヴィオラの楽しみがあるので、その点特に不満はない。きらびやかな高音はヴィオラには出せぬが、深々とした中低音はヴァイオリンの持っていない音である。どちらの世界も楽しめるのは大層に面白い。

 すると欲が出てくるのである。ヴィオラでも出せぬ低音への魅力、より一層の表現力、そう、チェロである。「同じ擦弦楽器なので大して変わらないはず」という自他ともに認める暴論で自分を納得させ、チェロに挑戦し、内輪とは言え室内楽演奏会でカルテットまでしてしまった。

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