24日に96歳で亡くなった日本文学研究者のドナルド・キーンさんの新著が4月上旬、刊行される。多くの著作を残したキーンさんは、死の直前まで幾つかの書籍の出版計画を進めていた。多彩な研究・評論分野を物語るように、死後初めての一冊はオペラの魅力を伝える単行本だ。
タイトルは「ドナルド・キーンのオペラへようこそ!われらが人生の歓(よろこ)び」(文芸春秋)。若い頃から米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場に通い詰め、オペラ通としても知られたキーンさんのインタビューや作品論、観劇記録などを収めている。
約3年前から温めてきた企画で、訃報と発売時期が重なったのは全くの偶然という。編集を担当した曽我麻美…
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