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ムーティ指揮シカゴ響 ヴェルディ《レクイエム》 我を解き放ちたまえ=梅津時比古

=Todd Rosenberg撮影

 相次いで知人の死に遭遇した。一人は深く親交のあったドイツ人で、葬儀は教会で行われた。一人は社会的なつながりのある日本人で、お経を上げて葬儀が行われた。前者は感覚的にも、考え方にも分かり合えるところが多く、後者はその生き方があまり理解できなかった。

 共通していたのは、葬儀の場に、写真や文章が展示してあり、故人の生き方を振り返るようになっていたことである。それを見ると、よく知っていたはずの前者も、あまり知らなかった後者も、見知らぬ人の生をめぐるひとつの物語に思えた。確かに人は他者の生き方を物語として理解するのだろう。新聞の人生相談などを見ると、相談者も回答者も、相談の内に既に含まれている物語を完成させて、答えにしている。

 ムーティ指揮のシカゴ交響楽団がヴェルディの《レクイエム》を上演した(2月2日、東京文化会館)。レク…

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