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ときにはぶらりと音楽を

アマオケの選曲:その壱

遠藤 靖典

 しばらく前にアマオケについて書き綴ったが、そのときにはアマオケに参加する人に焦点を当てていた。そこで今回は、曲に注目してみる。有り体に言えば、どういう曲を選ぶか、ということであるが、これがなかなかに難物である。なにしろ、トレードオフの関係にある制約条件がいくつかあるからであり、それらすべての制約条件を満足するような最適解となると、存在するかどうかも怪しい。しかし、演奏会はすでに予定されており、団員からの突き上げもあり、となると、最適解ではないにせよ、とにもかくにも選曲せねばならぬ。筆者は選曲を楽しむ方であるが、毎回胃の痛くなる思いをしている方も少なからずおられよう。そもそもプロの場合、選曲は年間スケジュールの中で、興行収入やソリストの都合等を踏まえつつ、音楽監督や専門の立場の人・部署がするのであり、団員がすることはない。しかしアマオケの場合、選曲は団員がする、というか、団員しかしない。これはアマオケとプロオケの決定的に違う点の一つである。そんな選曲の事情について、筆者の経験を踏まえて述べてみる。以前と若干重複するところがあろうし、見落としているところもあるであろうが、ご容赦いただきたい。

 前述の制約条件について思い付くままに書き並べてみると、①団員のしたい曲、②団員の技術、③団の編成、④会場の規模、⑤指揮者の好み、⑥ソリストや特殊楽器奏者の目星、は無視できないであろう。曲数等、他にもあるとは思うが、少なくともこれだけは考慮せねばならぬ。この内①から④まではアマオケ特有の制約条件となる。しかもややこしいことに、これらの制約条件は独立ではなく、相関があるのである。では順番に見ていこう…

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