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ティーレマン指揮ブルックナー≪交響曲第8番≫ 時間がにおい立つ響き=梅津時比古

=サントリーホール提供

 アントン・ブルックナーの交響曲には、気の遠くなるような壮大な時間が込められている。音符ひとつ、フレーズひとつが基本的に長い。始まると、どこまでも終わらない気がするほどだ。

 指揮者とオーケストラはその時間の長さを維持しなければ、曲に描かれている世界に入れない。あまりにも長い息を要求されるので、時には耐えなければならないし、小細工は通用しない。

 演奏に際しては、作品に表された時間感覚を厳守し、その世界を体現できれば、曲は豊かな響きを繰り広げて進み、聞き手もまた、悠久の時間に包まれる。ところが、このほど来日したクリスティアン・ティーレマン指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるブルックナー《交響曲第8番ハ短調》(ハース版)の演奏はかなり異なっていた(11月11日、東京・サントリーホール)。

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