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音のかなたへ

正月の青空の真上

横浜港で=尾籠章裕撮影

 「私たちはクリスマスだけど、日本の楽しみはお正月ね」と、親しくしていた3人のドイツのおばさんは皆そう言った。一人は祖母の弟とドイツで結婚して日本に来たエルマさん。「ドイツの黒パンが食べたい」といつも言っていた。2人目は、私がケルンで「ドイツ語と日本語を教え合おう」と誘われてよくお宅にお邪魔したオルガさん。そして日本で素晴らしい歌曲ピアニストとして知り合ったカーリンさん。エルマおばさん以外は親族ではない。見た目もおばさんと言っては失礼なのだけど。

 ドイツでは「おばさん」は特別の存在である。厳しくて、温かい。そして何でも知っている。少し前までは、電車の中でよその子どもたちをしかるおばさんを見かけた。最近では、グーグルで調べることまで「グーグルおばさん(Tante Google)に聞く」と、おばさんに見立てるそうだ。ケルンで友人がよく「おばさんの所へ行く」と言っていて、たくさんおばさんがいるなあと思ったが、それは皆、血のつながりの無いおばさん…

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