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音のかなたへ

舞台の木に降り積む

神奈川県立音楽堂で=尾籠章裕撮影

 「この坂きついですよねえ」と昔、大人たちが話していた。紅葉坂というからには、かつてはモミジがたくさんあったのだろう。JR桜木町駅を降りて国道に面し右に曲がると、しゃれた広場の先にコンクリートのガード下の通路が昔のまま残されていた。かつてコンクリートの壁にはカラースプレーで落書きがいっぱい描かれ、ニューヨークの下町の雰囲気だった。信号を左に曲がると、紅葉坂。周囲は変わったが、坂の角度は変わるわけがない。子どもの時は駆け上がった。今は、かつてのお年寄りたちの言葉を思い出してしまう。坂を上った右手にコンクリートとガラスが組み合わさった古い神奈川県立音楽堂がある。ル・コルビュジエに師事して日本の建築界に新風をもたらした前川國男の設計で1954年に建てられた音楽専用ホールである。

 ジョージアの女性ピアニストのエリソ・ヴィルサラーゼのリサイタルが、神奈川県立音楽堂で行われた(1月13日)。ヴィルサラーゼを実際に聴くのは初めて。

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