メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

新・コンサートを読む

ダムラウとヤンソンスの《4つの最後の歌》 過ぎ去った春の響き=梅津時比古

誰もいないミュンヘンのヘルクレスザール=堀田力丸撮影

 花が咲き、空は青く、光が跳ねている。時折聞こえる小鳥の声が澄み切って、静けさに消えてゆく。悪いところは何も見えない、いつもの年と同じ春。

 新型コロナウイルスの感染者と死者の数を叫び続けているテレビの前を離れれば、外は静けさが光に照らされている。いつもと少し違うところは、横たわっている沈黙が動きそうにもないこと。歩いていても「外出自粛」が効いていて、人に会わない。咲き極まっている花の木の下に、誰もいない。

 道を曲がって小さな公園に出ると、突然、幼い声があれやこれや聞こえてきて驚いた。鉄棒にぶら下がり、滑り台に乗り、砂場の間を子どもたちが駆け回っている。

この記事は有料記事です。

残り917文字(全文1196文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ブルーインパルス飛行「プロセスはどうでもいい」 経緯明かさぬ河野防衛相に疑問の声

  2. 小学校でクラスター発生か クラスメート5人感染 北九州・新型コロナ「第2波」

  3. 東京の感染者、新たに13人 再び2桁台に 新型コロナ

  4. 「アベノマスク」事業費約260億円 配布は37%どまり 菅官房長官表明

  5. 政府、マイナンバー「全口座ひも付け」義務化検討 来年の法改正目指す

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです