メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

新・コンサートを読む

シュタイアーが弾くフォルテピアノ 新しい服になじむ=梅津時比古

トッパンホールで演奏するシュタイアー=2006年5月11日、林喜代種撮影

 夢のなかで、私は何を着ているのだろう?

 おしゃれな人は夢を見ているときも常に自分の服を見ているのかもしれないが、普通は夢の重要な要素ではない気がする。目覚めているときも、私の服の選び方、着方はおおむね決まっている。だが、全く知らない服を渡されたら、身に着ける順にも戸惑うかもしれない。

 ベートーベンのピアノソナタの楽章が、ソナタ形式であったり変奏曲であったりすることを、聴くときに特に意識しないのも、なじんでいるからだろう。振り返ってみると、何度も繰り返されて親しんでいることは重要なのだ。

 新型コロナウイルスは、なじんでいた生活様式を突然、変えてしまった。私たちは、正面から相手の目を見て話しなさい、と教わってきた。今は向き合わずに2メートル離れなさい、と言われる。

この記事は有料記事です。

残り871文字(全文1206文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 元SMAP森且行選手、落車し緊急搬送 骨盤骨折で入院、全治不明

  2. #自助といわれても 気づいたら全財産103円 42歳女性が「見えない貧困」に落ちるまで

  3. 「ナボナ」の亀屋万年堂 シャトレーゼが買収 和菓子拡充

  4. #自助といわれても 町から届いた冷酷な順序 ALS患者でさえ家族介護を求める行政の“誤解”

  5. ビニール袋に包まれた母 触れることさえできない別れ 心の中で「ごめんね」

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです