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東京都千代田区で=尾籠章裕撮影

 小学校からの帰り道、雨上がりの大きな水たまりができていた。

 しゃがんで見ると、空と雲が映っていた。隅に木の先の枝も映っていて、どこの木だろうかと思って探すと、道の横の家の庭の高い木の先だった。そんな所まで映るんだ、と驚いた。

 家の屋根の端も少し映っていた。じっと見ていると、雲が動いている。雲が動いているのか、水が動いているのか。もう晴れているのに、また、ぽつんと一粒降ってきて、水面に輪が広がった。空がゆれる。

 水たまりが、空へ向けてあいている入り口のように見えて、そこから宙に入っていける気がした。空の上の国にはどんな人やどんな動物がいるのだろう。絵本で読んだようなお話が次から次に浮かんでくる。にぎやかなのに、静かだ。

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