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「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク」スタート

開幕した「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2020」=写真提供:サントリーホール

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 世界最高峰のオーケストラのひとつとされるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2020」(主催・サントリーホール)が9日、始まった。新型コロナウイルスの感染が拡大した今年春以降、海外のオーケストラが来日公演を行うのは初めて。また、ウィーン・フィルにとっても今年3月のドイツ以来初の海外公演となった。

 恒例の「ウィーン・フィル ウィーク」だが、今年の指揮者はロシアの名匠ヴァレリー(主催者表記ワレリー)・ゲルギエフ。オープニング・スペシャル・プログラムと銘打たれたこの日は、ロシア出身の人気ピアニスト、デニス・マツーエフの独奏でプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番ト短調、日本の大御所チェリストである堤剛(サントリーホール館長)とチャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲イ長調、そしてストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」(1910年版、全曲)。ゲルギエフ得意のオール・ロシアものだけに濃厚な表現を駆使し気迫のこもった演奏で、会場を大いに沸かせていた。終演後の「ブラボー」は飛沫(ひまつ)拡散防止のため禁止されていたため、満員の聴衆はいつにも増して盛大な喝采で、ウィーン・フィルの熱演をたたえていた。公演は10日、12日、13日、14日にもサントリーホールで開催されるほか、11日には首席オーボエ奏者によるマスタークラスも開講される。

 今回の「ウィーン・フィル ウィーク」はコロナ禍における国際的なコンサートのあり方を検討していくうえで試金石ともなる機会であることから、楽団メンバーに対してはもちろん、会場内の感染防止対策も含めて世界的な注目が集まっている。ウィーン・フィルのメンバーは4日に福岡空港に到着し入国後、全員にPCR検査を行った後に貸し切りバスなどを使って移動。日本滞在中の行動は宿泊施設と公演会場の行き来だけに制限され、4日に1度、全員の検査を行う。来日実現にあたってはオーストリアのクルツ首相から菅義偉首相宛ての親書で申し入れがあり、日本政府は「オーストリア政府からの強い要請、文化交流の重要性に鑑み、防疫措置の確保を条件に認めた」(加藤勝信官房長官)と特例措置として実現した。

 なお、ウィーン・フィルは到着翌日の5日から北九州、大阪、川崎などで公演を行いこの日の東京公演に臨んだ。

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