びわ湖ホールの創造活動の核として、開館時に設立された専属のオペラ歌手集団「びわ湖ホール声楽アンサンブル」。12月5日にソロ・リサイタルを開催する山本康寛は、2008年4月から14年3月までメンバーとして活動し、びわ湖ホールの数々の舞台に立ってきました。
高音を得意とする軽やかで伸びのある歌声はテノールの中でもまれにみる逸材。14年3月には大ホールで上演したオペラ『死の都』の主役パウルに大抜てきされ、公演を成功に導くなど、その才能を遺憾なく発揮してきました。
卒団後は、五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、助成を受けてイタリアに留学。イタリアでもオペラデビューを果たすほか、日本では昨年度、「ガラスの仮面」の作中劇「紅天女」のオペラ公演に一真役で出演したことも話題になりました。
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