毎日新聞デジタルの「東京・春・音楽祭2017」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。
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若く張りのある声堪能 東京春祭ガラ・コンサート
2017/5/11 12:00 2226文字東京・春・音楽祭(3月16日~4月16日)で開催された二つのオーケストラ・コンサートについて振り返る。 そのひとつは「ワーグナー・シリーズ」と並んで、同音楽祭の人気企画となっている「東京春祭 合唱の芸術シリーズ」。今年はドイツの名匠ウルフ・シルマーの指揮、東京都交響楽団と東京オペラシンガーズの演奏
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ワーグナー「ニーベルングの指環」編曲にあたって
2017/5/2 15:00 3292文字【東京・春・音楽祭「バイロイト祝祭ヴァイオリン・クァルテット~4本のヴァイオリンによる極上の四重奏」】 3月29日、石橋メモリアルホールで行われた、バイロイト祝祭ヴァイオリン・クァルテットのコンサート。このプログラムの前半、ワーグナーの「ニーベルングの指環」の編曲を担当した。 公演は3月から4月に
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骨太ヤノフスキ 分厚く雄弁に応えたN響 東京春祭「神々の黄昏」
2017/4/25 17:31 2878文字【東京春祭「ワーグナー・シリーズ」「ニーベルングの指環」第3日 楽劇「神々の黄昏」(演奏会形式、映像・日本語字幕付き)】 桜の咲く時期の上野を舞台に毎年開催される東京・春・音楽祭。今年も3月16日から1カ月間にわたって大小さまざまな演奏会が行われたが、その注目は何といっても毎年、ワーグナーの歌劇
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ロシア・ピアニズムの神髄 ラフマニノフの24の前奏曲を味わう
2017/4/4 13:34 973文字「東京・春・音楽祭」恒例の「24の前奏曲」シリーズ。6回目の今回は、2013年エリザベート王妃国際音楽コンクールピアノ部門の覇者、ボリス・ギルトブルグがラフマニノフの24の前奏曲を演奏する。24曲それぞれの濃密な世界を若きロシアの秀英がどう弾き分けてみせるか、注目のコンサートだ。 自らも名ピアニ
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神々しさに陶然 オペラの世界にどっぷり 東京春祭「HORNISTS 8」
2017/4/2 12:00 2183文字【ホルニスト8〝ワーグナー×ホルン〟~N響メンバーと仲間たちによるホルン・アンサンブル】 ホルンって、こんなにも魅力的で、表現の可能性が大きい楽器だったのね……。東京・春・音楽祭の「HORNISTS 8 〝ワーグナー×ホルン〟~N響メンバーと仲間たちによるホルン・アンサンブル」(3月22日、東京文
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注目の3公演「バッハ」「ワグネル」「シューベルト」
2017/3/12 12:00 2534文字2017年の東京・春・音楽祭も魅力的なプログラムであふれている。中でも筆者が特に気になる公演をご紹介したい。 北村朋幹のバッハ ミュージアム・コンサートの「東博でバッハ」は、東京国立博物館で実力派アーティストのソロリサイタルが聴ける人気シリーズ。タイトル通り、J.S.バッハを中心としたプログラムが
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ワーグナー・スペシャリストの競演
2017/3/11 12:00 2187文字「東京・春・音楽祭」、今年はワーグナー・ファンにはたまらない二つのワーグナー・プログラムが用意された。ホルン八重奏とヴァイオリン四重奏、室内楽で楽しむワーグナーである。いずれも同じ楽器同士の編成でワーグナー作品を弾くのだが、メンバーが全員ワーグナーのスペシャリストであるから期待は高まる。公演につい
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東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.8 4年間の集大成「ニーベルングの指環」完結
2017/3/10 15:30 1949文字【ワーグナー:「ニーベルングの指環」ツィクルス最終回「神々の黄昏」】 毎春、桜満開の東京・上野を舞台に開かれる「東京・春・音楽祭」は、東京文化会館や上野学園 石橋メモリアルホールのほか、美術館、博物館をも巻き込んで繰り広げられるクラシック音楽の祭典である。今年は3月16日から4月16日までの1カ月