メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

音のかなたへ

  • ベートーベンが見た夢

     8月のこの欄で、人工知能(AI)には、音にまつわる思い出のような領域の評価は難しいのでは、と書いたところ、そこを専門に研究しているという方から連絡をいただいた…

  • 水たまりの空

     小学校からの帰り道、雨上がりの大きな水たまりができていた。 しゃがんで見ると、空と雲が映っていた。隅に木の先の枝も映っていて、どこの木だろうかと思って探すと、…

  • マスクをはずすとき

     さんさんと日が差しているビル下の広場は白々として人っ子一人居ない。 子どものときに何かのマンガで見た一ページである。 核戦争後の世界で、放射能が充満し、人間は…

  • クリームとユカと砂浜

     藤井聡太棋聖の快進撃がきっかけで、人工知能(AI)が将棋の世界で重視されることが門外漢にも伝わってきた。対局者の指す手の意味をAIが評価する。音楽でもすでにA…

  • コミカルな音符カード

     「先生を少し元気づけていただけませんか?」と、高弟のOさんからメールをもらったのは、7月に入ってすぐ暑さが襲ってきたときであった。先生は、かつてヨーロッパでも…

  • 「ソからド」だけで

     あるバイオリニストからのメールの最後に、ソからドと弾いて、それだけで不意に涙がにじんだ、とあった。ソとドでこんなにも感動するなんて、コロナ騒動でかつえていたか…

  • ゴミ捨て場のモーツァルト

     ベルリンやパリやヨーロッパの中心都市の石畳に人っ子一人いない映像が何度もテレビに映し出された。新型コロナウイルス感染の危険に対処するため、かつて私も歩いたこれ…

  • 夕暮れに浮かぶ花

     夕暮れ時は花が美しい。 しのび寄る影にすべてが溶け込んで花弁だけが浮かび上がるからだろうか。花の色は、やがてかすかになって遠のいてゆく。 小学校の2年か3年の…

  • 楽器が教えてくれる

     アメリカのバイオリニストのジョシュア・ベルが初めて名器ストラディバリを弾いたときの感動を「楽器が僕に教えてくれる」と語っていた。 「名器は僕の弾き方をすぐに理…

  • 見ることで浮かぶ

     子どものときから、地元の鎌倉と逗子の間の小坪トンネルに出る幽霊の話をさんざん聞かされてきた。トンネルの山の上に火葬場があるからだろう。タクシーが空車で走ってい…

  • 2月30日に…

     2月30日に会う約束をした。 30年以上前にさかのぼる。ドイツ・ケルン音大に各国から来ていた学生たちに別れが近づいていた。少し年上の私と一番若い学生の一人が帰…

  • 舞台の木に降り積む

     「この坂きついですよねえ」と昔、大人たちが話していた。紅葉坂というからには、かつてはモミジがたくさんあったのだろう。JR桜木町駅を降りて国道に面し右に曲がると…

  • 1月の音、2月の音

     1月から12月まで、月ごとに、その月の音がする。それは行事、風物詩や自然の移り変わりによるのかもしれない。たとえば、ベートーベンの「第九」、あるいは「ジングル…

  • 正月の青空の真上

     「私たちはクリスマスだけど、日本の楽しみはお正月ね」と、親しくしていた3人のドイツのおばさんは皆そう言った。一人は祖母の弟とドイツで結婚して日本に来たエルマさ…

連載

広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「ちびまる子ちゃん」ナレーション交代 キートン山田さん「番組はまだまだ“後半へつづく”」

  2. 菅首相、初論戦は「逃げ」全集中 9月の約束「丁寧な説明」はどこへ

  3. 「私が背中向けた段階で言わないで」安倍前首相、「桜」質問にいら立ち

  4. 宅八郎さん死去 57歳 「おたく評論家」の肩書でテレビ番組出演

  5. コロナ交付金で「感染差別根絶の鐘」はあり? 佐賀県議会で激論に

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです