カルチャー
ピックアップ
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特集ワイド
やっぱり漫画が好き 「あさきゆめみし」大和和紀さん×「日出処の天子」山岸凉子さん 疾走・挑戦の50年
7/1 13:10注目の連載 3237文字源氏物語を漫画化し、受験生が必ず読むと言われる人気漫画「あさきゆめみし」などで知られる大和和紀さん(74)と、聖徳太子を独自の設定で描き、熱狂的なファンを生み出した人気漫画「日出処(ひいづるところ)の天子(てんし)」などで知られる山岸凉子さん(74)の巨匠2人が、故郷の北海道にマンガミュージアムを
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ロックコンサートのよう…稲川淳二さん、ホラーと違う怪談の魅力
6/30 18:00 2860文字「私の怪談ライブはね、ロックコンサートと一緒なんですよ」「ホラーとは違うんですね」。こう熱く語るのは、この道50年の稲川淳二さん(74)だ。怪談は恐ろしさだけでなく、人間らしい魅力がある「魂の話」なのだという。ライフワークにした理由の一つに、生と死にまつわる自らの実体験があると明かした。 ◇工業デ
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描いたのは「アートのスポ根」 漫画ブルーピリオド、作者の思い
6/30 17:30 2952文字約束した場所にすたすたと現れたのはカエルのマスクをかぶった小柄な女性だった。相手は、電子書籍を含む単行本の累計発行部数が550万部を超える人気マンガ「ブルーピリオド」の作者、山口つばささんだ。美術予備校が舞台の本作で「アートのスポ根的な部分を描きたかった」と語る山口さんに本作に込めた思いを聞いた。
新着記事
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「俺のガールフレンドが…」スターと盗難ギター、45年ぶりに再会
2022/7/2 05:00 1572文字「俺のガールフレンドがそこにいる!」。カナダのロックバンド「The Guess Who(ゲス・フー)」のメンバーだったランディ・バックマンさん(78)の元に、45年前に盗まれた愛用のギターが戻ってきた。巡り巡って8年前から所有していた日本人ミュージシャンのTAKESHIさんが1日、在日カナダ大使館
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今週の本棚・著者に聞く
結城真一郎さん 『♯真相をお話しします』
2022/7/2 02:01 853文字◆結城真一郎(ゆうき・しんいちろう)さん (新潮社・1705円) ◇現代生活を彩るツールがカギ 吹雪の山荘、古い洋館、そして不可能殺人……。ミステリーにありがちな舞台装置は一切なし。スマホ、SNS、ユーチューブなど、現代の生活を彩るツールがカギを握る短編集だ。 年ごろの娘を心配しつつ、マッチングア
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今週の本棚
荒川洋治・評 『日本の地下水 ちいさなメディアから』=鶴見俊輔・著
2022/7/2 02:01 2089文字(編集グループSURE・2860円) ◇誌面の底流にあるものを読みとる 生誕百年を迎えた哲学者、鶴見俊輔(一九二二―二〇一五)が一九六〇年から一九八一年、「思想の科学」に連載した時評集。全国各地の小雑誌(約六〇誌)を各五ページほどで簡潔に紹介。社会、思想、科学、経済、文化をめぐる多様な誌面の底流に
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今週の本棚・情報
ベストセラー
2022/7/2 02:01 219文字<1>「私」という男の生涯(石原慎太郎著・幻冬舎) <2>とんでもスキルで異世界放浪メシ12 鶏のから揚げ×大いなる古竜(江口連著・オーバーラップ) <3>魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 8(甘岸久弥著・KADOKAWA) <4>子宝船 きたきた捕物帖(二)(宮部みゆき
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今週の本棚・話題の本
『シャドーハウス』=壇蜜
2022/7/2 02:01 828文字自らのことを何も決めなくていい世界に行きたい。考えるのは疲れるし、決断した結果、辛(つら)い思いをしたくない……そういう意見を知人から聞いた。日常の業務や人間関係に疲弊しているようだった。優しい女性だから気を遣いすぎたようだ。「殿みたいな主人に仕える家来ならできたかも」「家来? 殿の事だけ考えてれ
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今週の本棚・編集後記
今年の梅雨は…
2022/7/2 02:01 172文字今年の梅雨は駆け足で去りつつあります。真夏の読書は、室温管理と水分補給に気をつけてください。この欄の上の書評で紹介した『日本の地下水』は直接販売です。購入の問い合わせは編集グループSURE(電話075・761・2391)へ。ウェブサイト(https://www.groupsure.net)でも案内
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今週の本棚
『句集 涼しき無』=髙柳克弘・著
2022/7/2 02:01 487文字(ふらんす堂・2200円) 過剰な言葉が濁流のように過ぎてゆく現代情報社会のなかで、俳句という最小の詩形の魅力を思う。・子にほほゑむ母にすべては涼しき無 母性を讃(たた)える句ではない。存在の瞬間を讃える句である。この母と子は作者の眼前に存(あ)り、かつ時空を超えて在る。「すべては涼しき無」、その
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今週の本棚
『天使突抜おぼえ帖』=通崎睦美・著
2022/7/2 02:01 507文字(集英社インターナショナル・2200円) 下町といえば東京と思っていたが京都にもあった! その名も天使突抜(てんしつきぬけ)。天使が通り抜ける町。幻想的な町名だが実際に下京区にある。 日本では数少ないマリンバ奏者として、また文筆家として活躍する著者はこの町で育った。 大きな空襲のなかった京都には東
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視聴率
6月20~26日
2022/7/2 02:01 1049文字■教育・教養・実用(1)サンデーモーニング TBS 11.6 日(2)真相報道バンキシャ! 日テレ 11.4 日(3)人生の楽園 朝日 10.9 土(3)情報7daysニュースキャスター TBS 10.9 土(5)ダーウィンが来た!
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短歌研究賞に伊藤一彦さん
2022/7/2 02:01 115文字第58回短歌研究賞(短歌研究社主催)が歌人、伊藤一彦さん(78)の「さなきだに」(28首、角川「短歌」2021年11月号)に決まり、1日発表された。伊藤さんは宮崎市生まれ・在住で「現代短歌 南の会」代表。毎日歌壇選者をつとめる。
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季語刻々
蜜豆や生老病死隣席に
2022/7/2 02:01 181文字◆今 ◇蜜豆や生老病死隣席に 高木晶子 私の仲間も、たとえばカフェにあつまると、生老病死の一群だ。年の割に元気な人、いかにも老人、見ただけで分かる病人、そして死が近いと感じさせる人などが仲間。そんな仲間で蜜豆を食べる、あるいはビールを飲む。これ、現代の最先端の風景だろう。句集「とり乱す」(東京四季
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今週の本棚
大竹文雄・評 『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。』=今井誠、坂井豊貴・編著
2022/7/2 02:00 1311文字(日経BP・1760円) ◇実務家や研究者、学生にも有益 経済学部を卒業した大企業のトップの「大学時代に学んだ経済学は会社では直接役に立たなかった」という発言を何度か耳にしたことがある。経済学者として二つの意味でとても残念なことだ。第一に、現代の経済学は企業経営にも非常に役に立つのに、それが企業の
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今週の本棚
佐藤優・評 『ロシア・インテリゲンツィヤの誕生 他五篇』=バーリン著、桑野隆・編
2022/7/2 02:00 1348文字(岩波文庫・1111円) ◇知識を行動で実現することに固執 この論集には英国の文芸批評家で思想家のアイザイア・バーリン(1909~97年)が48~56年に発表した「ロシアと一八四八年」「ロシア・インテリゲンツィヤの誕生」「ペテルブルクとモスクワにおけるドイツ・ロマン主義」など合計6作品が収録されて
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今週の本棚
『Lの運動靴』=キム・スム著、中野宣子・訳
2022/7/2 02:00 489文字(アストラハウス・1980円) 韓国の民主化運動の象徴となった1枚の写真がある。1987年6月9日、警官がデモ隊に向けて発砲した催涙弾が、延世大学生の李韓烈(イハンニョル)の後頭部に当たった。血を流す彼を、仲間の一人が後ろから抱き起こしている写真だ。 このとき、李韓烈(=L)が履いていた運動靴の修
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今週の本棚
『ヴェネチア・ビエンナーレと日本』=国際交流基金 企画・監修
2022/7/2 02:00 488文字(平凡社・2970円) 伊ベネチアで隔年開催される国際美術展「ベネチア・ビエンナーレ」。創設は1895年、日本の初公式参加は1952年だった。本書は今年の「ダムタイプ」から初回の梅原龍三郎や鏑木清方まで、日本館を中心に日本の作家約180人の展示をさかのぼり、70年間を振り返る。各回のキュレーター、
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今週の本棚・CoverDesign
鈴木成一・選 『世の中に悪い人はいない』
2022/7/2 02:00 138文字宝石がそうであるように、「輝く本」にも目を奪われる。カバー地の細かに光る疑似エンボス加工、グロス・コーティングされた猫!タイトル部のメタリック箔(はく)‼強気だ。 ◇ 『世の中に悪い人はいない』(ウォン・ジェフン著、岡崎暢子訳・KADOKAWA・1540円)より。
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今週の本棚
『被差別部落の真実2 だれが部落民となったのか』=小早川明良・著
2022/7/2 02:00 500文字(モナド新書・1078円) 被差別部落についての通説を、豊富なデータとマルクスやフーコーらの理論で批判してきた研究者の新書第2弾。江戸時代の賤民(せんみん)身分の子孫とその集住地域に対する差別という「常識」に挑戦した。もちろん、賤民身分の子孫の部落民はいるし、賤民集落が核になってできた部落はある。
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天元
第78期本因坊戦最終予選進出者紹介/7
2022/7/2 02:00 100文字第78期本因坊戦最終予選進出者紹介(7) ▽広瀬優一六段=2期ぶり2回目。予選A決勝で小林覚九段を破る。 ▽張栩九段=23期連続23回目(リーグ17回、本因坊2期)。予選A決勝で小山空也五段を破る。
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囲碁
第77期本因坊戦七番勝負 本因坊文裕-挑戦者・一力遼棋聖 第3局の7
2022/7/2 02:00 382文字◇文人が愛した宿 観戦記・中村智佳子 長野県高山村の山田温泉は200年余りの歴史を持つ。「藤井荘」は森鷗外、与謝野鉄幹・晶子、菊池寛ら文人に愛されてきた歴史のある旅館。温泉が好きな文裕は、リフレッシュできたことだろう。 昨年の将棋名人戦七番勝負第4局も、ここで行われた。囲碁、将棋ファン注目の旅館で
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将棋
第80期名人戦七番勝負 渡辺明名人-挑戦者・斎藤慎太郎八段 第5局の12
2022/7/2 02:00 698文字◇いずれが勝ちか 観戦記・関浩 これより夜戦。もっとも再開は午後5時30分。窓外はまだ明るい。 渡辺は再開後も考え続け、37分を費やして[先]7一角と放った。昨譜に記した通り、図の[後]6九金で[後]8六歩[先]同歩[後]6九金の場合は[先]同飛[後]同とに[先]7一角が正着になるが、本譜は直ちに
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