
旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。
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2021/2/5 07:33 922文字旧優生保護法を巡る国賠訴訟で、原告敗訴を言い渡した4日の札幌地裁判決。証拠不足を理由に不妊手術の事実や中絶手術の強制性を否定し、違憲性には全く触れなかった。約40年、子の位牌(いはい)に手を合わせてきたという原告。「我が子を奪われた悔しさを問いたい」。そんな思いで臨んだ判決は事実上の門前払いだった
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「被害者ハードル高く」 強制不妊、5件続けて敗訴 /北海道
2021/2/5 06:05 901文字旧優生保護法下の強制不妊手術を巡る一連の訴訟は、4日の札幌地裁判決で5件続けての原告側敗訴となった。しかも、旧法に基づく手術の事実を証拠上認めない初の判断。原告側弁護団は「被害者が名乗り出るハードルが高くなっている」と危機感を示す。全国最多2593人の被害者を抱える道内への影響が懸念される。 19
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「違憲性不問の結論ありき」 原告側、判決に憤り 札幌地裁
2021/2/5 02:01 738文字旧優生保護法を巡る国賠訴訟で、原告敗訴を言い渡した4日の札幌地裁判決。証拠不足を理由に不妊手術の事実や中絶手術の強制性を否定し、違憲性には全く触れなかった。約40年、子の位牌(いはい)に手を合わせてきたという原告。「我が子を奪われた悔しさを問いたい」。そんな思いで臨んだ判決は事実上の門前払いだった
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強制不妊訴訟判決 専門家に聞く /北海道
2021/1/16 05:50 893文字旧優生保護法を巡る訴訟で、札幌地裁は15日、旧法を違憲と判断したが、原告敗訴の判決を言い渡した。判決について専門家に話を聞いた。 ◇除斥期間、合理的説明を 福岡大法科大学院(民法)石松勉教授 札幌地裁の判決で旧優生保護法の規定は違憲だが、20年の除斥期間が経過しているため損害賠償請求権は消滅してい
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「除斥期間」どう判断 強制不妊訴訟あす判決 札幌地裁 /北海道
2021/1/14 06:02 2401文字旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、札幌市の小島喜久夫さん(79)が国に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、札幌地裁で言い渡される。約60年前に手術を受けた小島さんに対し、20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」をどう判断するかが最大の焦点。同種訴訟4件目
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国「除斥期間が経過」 請求棄却求める 地裁浜松支部で第2回弁論 /静岡
2020/11/17 06:47 534文字旧優生保護法(1948~96年)で不妊手術を強いられたことは違憲だとして、視覚障害のある浜松市の武藤千重子さん(72)が国に3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が16日、静岡地裁浜松支部(川淵健司裁判長)であった。請求棄却を求めていた国は「優生手術から除斥期間の20年が経過し、(武藤
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「同じ立場の人、勇気を」 名古屋の女性に国、一時金
2020/11/11 08:05 783文字聴覚障害があり、旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を受けた名古屋市の長嶋恵子さん(70)=仮名=が、被害者救済法に基づく一時金の支給を国から認められた。同市内で10日記者会見し「国が本人の意に沿わない手術をしたと認めたことにほっとしたが、私の人生が戻るわけではない」と苦しい胸の内を手話で
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2020/10/30 05:57 550文字旧優生保護法下で不妊手術と中絶手術を強制されたとして、道央の夫婦が国に計2200万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が29日、札幌地裁(高木勝己裁判長)であり、結審した。同法を巡る訴訟では全国で初めて中絶手術も理由に提訴。手術された当事者だけでなく、配偶者も初めて原告に加わったが、弁護団は同日の意
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旧優生保護法を問う
強制不妊 「苦しみ分かってほしい」 小島さんが最終陳述 札幌地裁 /北海道
2020/9/26 06:11 506文字「この苦しみを裁判所に分かってほしい」――。旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、国に1100万円の慰謝料を求める小島喜久夫さん(79)=札幌市=は札幌地裁で25日開かれた第9回口頭弁論で、結審を前に最終意見陳述した。 小島さんは「仙台の裁判が起こされるまで、国がこんな法
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旧優生保護法を問う
「国は責任を認めて」 聴覚障害の夫婦 福岡地裁初弁論
2020/7/17 08:25 774文字旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられ、憲法が保障する幸福追求権などを侵害されたとして、共に聴覚障害のある福岡市の男性(82)と妻の女性(78)が国に計2000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、福岡地裁(立川毅裁判長)であった。原告女性が手話通訳を介して意見陳述し
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旧優生保護法を問う
子ども、持ちたかった 聴覚障害の夫婦、あす初弁論
2020/7/15 09:14 1444文字◇奪われた未来を返して 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられ、憲法が保障する幸福追求権などを侵害されたとして、共に聴覚障害のある福岡市の夫婦が国に計2000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、福岡地裁で開かれる。夫は結婚直前に何の説明もないまま不妊手術を受けさせら
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強制不妊訴訟 「低い理解力の判決」 原告ら落胆 /宮城
2020/7/1 06:15 391文字旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に賠償を求めた訴訟で東京地裁が30日、請求を棄却したことを受け、同種訴訟で係争中の仙台の原告らにも失望や落胆が広がった。 判決後、弁護団はウェブ上で集会を開き、参加した仙台の原告女性の義姉の佐藤路子さん=仮名=は「
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旧優生保護法を問う
「仙台判決より後退」 札幌原告団 違憲判断示さず「残念」 /北海道
2020/7/1 06:11 521文字旧優生保護法の下で強制された不妊手術を巡る国家賠償請求訴訟で、東京地裁が違憲判断をせず原告側敗訴の判決を出した30日、札幌の原告団は、一連の訴訟で初めて違憲判断を示した仙台地裁判決(2019年5月)よりも「後退した」と落胆した。 札幌地裁で係争中の小島喜久夫さん(79)は記者会見で「私たちがされた
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強制不妊、賠償請求棄却 東京地裁、違憲性判断示さず
2020/7/1 02:12 798文字旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に3000万円の国家賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は30日、請求を棄却した。伊藤正晴裁判長は、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」が経過したとして、請求権は消滅したと判断した
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旧優生保護法を問う
「人生返せ」棄却に怒り 強制不妊、原告控訴へ
2020/7/1 02:01 2326文字国の賠償責任は、またも認められなかった。旧優生保護法を巡る訴訟で、東京地裁は30日、原告敗訴の判決を言い渡した。「請求を認めないなら、私の体を元に戻してほしい。人生を返してほしい」。国策で手術を受けた原告は怒りをあらわにし、問題を追及し続けてきた専門家からも「被害の実態を踏まえていない」と批判の声
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旧優生保護法を問う
強制不妊、東京地裁あす判決 手術63年、除斥期間焦点
2020/6/29 15:19 1495文字旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に3000万円の賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁で言い渡される。同種訴訟としては旧法を違憲としながら原告の敗訴とした2019年5月の仙台地裁に続いて2例目の司法判断となる。東京訴訟では「
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旧優生保護法
旧優生保護法訴訟 東京地裁あす判決 強制不妊から60年、責任は 「除斥期間」判断が焦点
2020/6/29 02:01 1487文字旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に3000万円の賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁で言い渡される。同種訴訟としては旧法を違憲としながら原告の敗訴とした2019年5月の仙台地裁に続いて2例目の司法判断となる。東京訴訟では「
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旧優生保護法を問う
むごい不妊手術「国の責任認めて」 旧優生保護法訴訟、男性訴え 30日判決
2020/6/28 18:36 610文字旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に3000万円の賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁で言い渡される。同種訴訟としては旧法を違憲としながら原告の敗訴とした2019年5月の仙台地裁に続いて2例目の司法判断となる。東京訴訟では「
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旧優生保護法を問う
旧優生保護法「除斥期間」どう判断? 国賠訴訟、30日に判決 東京地裁
2020/6/28 17:44 1054文字旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に3000万円の賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁で言い渡される。同種訴訟としては旧法を違憲としながら原告の敗訴とした2019年5月の仙台地裁に続いて2例目の司法判断となる。東京訴訟では「
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強制不妊、責任認める 医学会が検証報告書
2020/6/26 15:14 794文字旧優生保護法(1948~96年)に基づき障害者らへの強制不妊手術が繰り返された問題で、国内136の医学系学会が加盟する日本医学会連合(医学会)の検討会(座長・市川家國(いえくに)・信州大特任教授)は25日、強制不妊に関与した医師や医学関係者らの責任を認め、被害者への謝罪を求める検証報告書を公表した
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強制不妊 国際人権条約に違反 第6回口頭弁論で原告 /宮城
2020/6/26 11:10 322文字旧優生保護法(1948~96年)下で強制的に不妊手術されたとして、県内の男女3人が国家賠償を求めた訴訟の第6回口頭弁論が25日、仙台地裁(小川理佳裁判長)であった。次回期日は9月28日。 原告側は、強制不妊手術の実施が、拷問等禁止条約など日本が加入する国際人権条約に違反すると主張。不法行為から20
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強制不妊、責任認める 医学会が検証報告書
2020/6/26 02:00 558文字旧優生保護法(1948~96年)に基づき障害者らへの強制不妊手術が繰り返された問題で、国内136の医学系学会が加盟する日本医学会連合(医学会)の検討会(座長・市川家國(いえくに)・信州大特任教授)は25日、強制不妊に関与した医師や医学関係者らの責任を認め、被害者への謝罪を求める検証報告書を公表した
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強制不妊、医学会謝罪へ 「問題性放置」責任認め 報告書あす公表
2020/6/24 16:27 1169文字国内136の医学系学会が加盟する日本医学会連合(医学会)が、旧優生保護法(1948~96年)に基づく強制不妊手術への医学者や学会の関与について、責任を初めて認め、被害者に謝罪する方針を固めた。外部の有識者らによる検討会が検証した結果、医学・医療関係者が立法や運用に携わり、長年にわたって問題性を放置
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旧優生保護法を問う
強制不妊、医学会謝罪へ 問題を長年放置 あす検証報告書
2020/6/24 02:05 1759文字国内136の医学系学会が加盟する日本医学会連合(医学会)が、旧優生保護法(1948~96年)に基づく強制不妊手術への医学者や学会の関与について、責任を初めて認め、被害者に謝罪する方針を固めた。外部の有識者らによる検討会が検証した結果、医学・医療関係者が立法や運用に携わり、長年にわたって問題性を放置
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旧優生保護法を問う
強制不妊の責任認め、医学会謝罪へ 旧優生保護法巡り検討会「問題性を長年放置」
2020/6/24 02:00 1822文字国内136の医学系学会が加盟する日本医学会連合(医学会)が、旧優生保護法(1948~96年)に基づく強制不妊手術への医学者や学会の関与について、責任を初めて認め、被害者に謝罪する方針を固めた。外部の有識者らによる検討会が検証した結果、医学・医療関係者が立法や運用に携わり、長年にわたって問題性を放置