「人類の進歩と調和」をテーマに、1970年3月14日の開会式から半年間、日本万国博覧会(大阪万博)が開かれた。大阪・千里丘陵を造成した広大な会場に、趣向を凝らした国内外116のパビリオンが建ち並び、約6422万人が来場した。未来を意識した展示物はもちろん、連日のイベント、最先端のファッションを取り入れた各パビリオンのホステス(当時の呼称)らのユニホームなども話題になった。海外旅行が一般化する前、カルチャーショックを受けた日本人が世界観やライフスタイルを大きく変えるきっかけともなった。まさにお祭り騒ぎの半年間と開幕までの様子を写真で振り返る。
開催地として立候補している2025年に2度目の大阪万博が開かれるかどうかは、2018年11月、博覧会国際事務局(BIE)の総会で決まる。