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病気の父に代わり、8人きょうだいの長兄で11歳から働くシャヘル・ジアードさん(13)の両手。勤務先の建築事務所ではペンキ塗りも手伝うため、こびり付いた汚れは洗っても落ちない。「ヨルダンでは一度も学校に行っていません。学ぶことは諦めました。父の力になれてうれしい。妹や弟のためにもっとたくましい人間になりたい」=ヨルダン・アンマンで2016年10月9日、久保玲撮影
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教師の質問に手を挙げるドハ・ムハンマドさん(15)。2年以上前から学校に通っていなかったが、今年サポートスクールに通い始めた。「私は絶対にシリアのことを忘れない。世界中の人にシリアのことを知ってほしい」。将来ジャーナリストになって記事を書いてみたい=ヨルダン・ザルカで2016年10月10日、久保玲撮影
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ザータリ難民キャンプの職業訓練学校でミシンを扱うアブダラ・カシャールフェさん(15)。病死した父に代わり農作業や荷物運びで家族5人を支える。仕立てや縫製を学び、学校に行けず農場で働く自分の未来が開けた気がした。「キャンプで店を開きたい。何でも作れるテーラーになりたい」=ヨルダン・マフラク県で2016年9月28日、久保玲撮影
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病院で義足を取り付けるアブドゥルサラーム・アルハリーリさん(19)。砲弾の破片が直撃し、右脚を切断した。アンマンの病院で義足を作り、ふさぎ込んだ気分が消えた。パラリンピックの動画を見て「スポーツ用の義足が欲しい。いつか挑戦してみたい」と目を輝かせた=ヨルダン・アンマンで2016年10月12日、久保玲撮影
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ユニセフがNGOなどと協力して運営するサポートスクールで勉強する子どもたち。ヨルダンで暮らすシリア難民で学齢期の22万6000人のうち、8万人以上が公的な教育を受けていない=ヨルダン・アンマンで2016年10月5日、久保玲撮影
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ザータリ難民キャンプのサポートスクールに通う女の子。ヨルダン政府は難民キャンプ内に学校を設けるなどして教育の機会を与えている=ヨルダン・マフラク県で2016年9月21日、久保玲撮影
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教師の質問に手を挙げる女の子。サポートスクールの教室内は生き生きとした言葉が飛び交う=ヨルダン・アンマンで2016年10月5日、久保玲撮影
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アズラック難民キャンプで暮らす子どもたち。ヨルダンのシリア難民約65万人のうち、52%にあたる約34万人が18歳未満だ=ヨルダン・ザルカ県で2016年10月3日、久保玲撮影
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ザータリ難民キャンプの手芸教室で子供服やティッシュケースを作る子どもたち。農作業や家事に追われ、学校に通えていない=ヨルダン・マフラク県で2016年9月28日、久保玲撮影
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サポートスクールでの勉強を終え、自宅に戻る子どもたち。スクールはアラビア語、英語、数学などの基礎が学べるほか、コミュニケーション能力を高めるためのプログラムもある=ヨルダン・アンマンで2016年10月5日、久保玲撮影