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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

2014年12月03日 13:22:04
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探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウに最初の着陸に成功したことを受け、喜ぶ津田雄一プロジェクトマネジャー(中央)ら=相模原市で2019年2月22日午後0時47分、渡部直樹撮影

 小惑星探査機「はやぶさ2」から切り離されたカプセルが2020年12月6日未明、大気圏に突入し、オーストラリア南部のウーメラ砂漠に着地、地球に帰還した。カプセルには小惑星リュウグウの試料が入っていた。当初予定されたミッションは全て成功。探査機本体は、11年後の到着を目指す別の小惑星での新たな探査に向けて、地球を離れる軌道に入った。

はやぶさ2、どんな探査機?

 はやぶさ2は14年12月に打ち上げられ、18年6月にリュウグウの上空へ到着。1年5カ月にわたって観測を続けた。この間、19年2月と7月の2回リュウグウへの着地に成功。他にも金属弾による人工クレーターの形成や、小惑星上で移動する小型ロボットの投下など、多くのミッションを成し遂げた。小惑星と地球を往復した総飛行距離は52・4億キロ。

小惑星リュウグウと地球を、はやぶさ2の同じカメラで撮影した写真。リュウグウの黒さが際立つ=JAXA・東京大など提供

試料、どっさり5.4グラム

はやぶさ2のカプセルに収められていた小惑星リュウグウの岩石のかけら。2回目の着陸での採取分を収めたC室内には、A室(1回目採取分)よりもかなり大きな試料が入っていた=JAXA提供

 小惑星リュウグウで採取し持ち帰った岩石のかけらなどの試料は、計約5・4グラムだった。当初の目標は0・1グラムで、50倍以上の試料採取に成功した。カプセルからは、世界で初めて地球圏(地球と月)以外の天体の気体(ガス)も採集された。

さらなる探査、100億キロ

 はやぶさ2は、別の小型小惑星「1998KY26」へ探査に向かっている。到着は31年7月の予定で、新たに100億キロの旅路に出ている。「1998KY26」は直径約30メートルで、直径約900メートルのリュウグウよりもかなり小さく、地球と火星の間を公転している。JAXAは新たな任務で小型小惑星の地球衝突による被害の軽減や、太陽系のより遠方への探査に必要な知見の獲得を目指す。

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